次の方法で共有


Delta Sharing の一般的な共有に関する問題のトラブルシューティング

このセクションでは、共有内のデータにアクセスしようとしたときに発生する可能性がある、一般的なエラーについて説明します。

リソースの制限超過に関するエラー

問題: 共有テーブルに対するクエリで、RESOURCE_LIMIT_EXCEEDED エラーが返される。

エラーに表示されるのは、次のいずれかです。

  • "RESOURCE_LIMIT_EXCEEDED","message":"The table metadata size exceeded limits"
  • "RESOURCE_LIMIT_EXCEEDED","message":"The number of files in the table to return exceeded limits, consider contact your provider to optimize the table"

考えられる原因: 共有テーブルに許可されるメタデータ内のファイルの数には制限があります。

推奨される修正: これらの問題のいずれかを解決する方法については、Databricks ナレッジ ベースの「Delta Sharing テーブルに対してクエリを実行するときのRESOURCE_LIMIT_EXCEEDEDエラー」を参照してください。

バキュームされたデータ ファイルの問題

問題: "404 指定された [path|key] が存在しません" という例外をスローするエラー メッセージが表示される。

Spark でのエラー例:

java.lang.Throwable: HTTP request failed with status: HTTP/1.1 404 The specified path does not exist.

または

HTTP request failed with status: HTTP/1.1 404 Not Found <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Error><Code>NoSuchKey</Code><Message>The specified key does not exist.</Message>

考えられる原因: 通常、このエラーが発生するのは、署名済み URL に対応するデータ ファイルが共有テーブルでバキュームされており、そのデータ ファイルが履歴テーブルバージョンに属している場合です。

回避策: 最新のスナップショットに対してクエリを実行します。

ストレージ ネットワークの構成に関する問題

問題: SSLCertVerificationError をスローするエラー メッセージが表示される。

Spark でのエラー例:

ssl.SSLCertVerificationError: [SSL: CERTIFICATE_VERIFY_FAILED] certificate verify failed: unable to get local issuer certificate (_ssl.c:1006)

考えられる原因: 通常、このエラーが表示されるのは、共有テーブルまたは共有ボリュームの保存場所にネットワーク制限があるのが原因です。

推奨される修正: ストレージ プロバイダー インターフェイス内のストレージ アカウントのファイアウォール設定で、クライアント IP を許可することにより、ストレージの場所へのアクセスを許可します。