パイプライン成果物の公開

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Azure Artifacts を使用すると、開発者はパッケージを格納および管理し、共有相手を制御できます。 パイプライン成果物は、アプリケーションをビルドした後に生成されます。 その後、パイプライン内の別のジョブによって出力をデプロイまたは使用できます。

成果物の発行

注意

リリース パイプラインでは、パイプライン成果物の発行はサポートされていません。 これは、ビルド パイプライン、マルチステージ パイプライン、および yaml パイプラインでのみサポートされます。

YAML またはクラシック エディターを使用して、パイプラインの任意のステージで成果物を発行できます。 パイプライン成果物の格納またはパイプライン キャッシュの使用については課金されません。

- task: PublishPipelineArtifact@1
  inputs:
    targetPath: '$(Pipeline.Workspace)'
    publishLocation: 'pipeline'
    artifact: 'drop'
  • targetPath: (必須) 発行するファイルまたはディレクトリのパス。 絶対パスか、既定の作業ディレクトリを基準とした相対パスを指定できます。 変数を含めることができますが、ワイルドカードはサポートされていません。 既定値: $(Pipeline.Workspace)。

  • publishLocation: (必須)。 成果物の発行場所: 成果物を Azure Pipelines に格納するか、パイプライン エージェントからアクセスできる必要があるファイル共有にコピーするかを選択します。 オプション: パイプライン、ファイルパス。 既定値: パイプライン。

  • artifact: (省略可能) 発行する成果物の名前。 設定しない場合、既定値はジョブをスコープとする一意の ID です。

コマンド ラインから成果物を発行する

成果物を手動で発行する場合は、管理者特権のコマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

az pipelines runs artifact upload --artifact-name your_artifact_name --path your_path_to_publish --run-id '<artifact_run_id>'

発行された成果物を表示する

パイプラインの実行が完了したら、公開された成果物を次のように表示またはダウンロードできます。

  1. パイプラインの実行を選択し、[ 概要 ] タブを選択します。

  2. 関連セクションで発行された成果物を選択します。

    発行された成果物を表示する

  3. ドロップ フォルダーを展開し、成果物を見つけます。

    ドロップ コンテンツを表示する

  4. パイプライン成果物をダウンロードし、その内容を調べる。