クイックスタート: Azure PowerShell を使用したイベントハブの作成

[アーティクル]
03/17/2023

このクイックスタートでは、Azure PowerShell を使用してイベントハブを作成します。

前提条件

アクティブなサブスクリプションが含まれる Azure アカウント。無料でアカウントを作成できます。

Azure Cloud Shell

Azure では、ブラウザーを介して使用できる対話型のシェル環境、Azure Cloud Shell がホストされています。 Cloud Shell で Bash または PowerShell を使用して、Azure サービスを操作できます。ローカル環境に何もインストールしなくても、Cloud Shell にプレインストールされているコマンドを使用して、この記事のコードを実行できます。

Azure Cloud Shell を開始するには、以下のようにします。

オプション	例とリンク
コードまたはコマンドブロックの右上隅にある [使ってみる] を選択します。 [使ってみる] を選択しても、コードまたはコマンドは Cloud Shell に自動的にはコピーされません。
https://shell.azure.com に移動するか、[Cloud Shell を起動する] ボタンを選択して、ブラウザーで Cloud Shell を開きます。
Azure portal の右上にあるメニューバーの [Cloud Shell] ボタンを選択します。

Azure Cloud Shell を使用するには、以下のようにします。

Cloud Shell を開始します。
コードブロック (またはコマンドブロック) の [コピー] ボタンを選択し、コードまたはコマンドをコピーします。
Windows と Linux では Ctrl+Shift+V キーを選択し、macOS では Cmd+Shift+V キーを選択して、コードまたはコマンドを Cloud Shell セッションに貼り付けます。
Enter キーを選択して、コードまたはコマンドを実行します。

ローカルで PowerShell を使用している場合、このクイックスタートを完了するには、最新バージョンの PowerShell を実行する必要があります。インストールまたはアップグレードする必要がある場合は、Azure PowerShell モジュールのインストールと構成に関するページを参照してください。

リソースグループを作成する

次のコマンドを実行して、リソースグループを作成します。リソースグループは、Azure リソースの論理的なコレクションです。すべてのリソースのデプロイと管理はリソースグループで行われます。

Azure Cloud Shell を使用している場合は、左上隅で Bash から PowerShell に切り替えます。 [コピー] を選択してコマンドをコピーし、Cloud Shell に貼り付けて実行します。

次の例では、米国東部リージョンにリソースグループを作成します。 myResourceGroup は、使用するリソースグループの名前に置き換えます。

$rgName="myResourceGroup$(Get-Random)"
$region="eastus"
New-AzResourceGroup –Name $rgName –Location $region

次のような出力が表示されます。乱数サフィックスが付いたリソースの名前が表示されます。

ResourceGroupName : myResourceGroup1625872532
Location          : eastus
ProvisioningState : Succeeded
Tags              : 
ResourceId        : /subscriptions/0000000000-0000-0000-0000-0000000000000/resourceGroups/myResourceGroup1625872532

Event Hubs 名前空間を作成します

次のコマンドを実行して、リソースグループに Event Hubs 名前空間を作成します。 Event Hubs 名前空間は、1 つ以上のイベントハブを作成できる一意の完全修飾ドメイン名を提供します。必要にじて、名前空間の値を更新します。

$namespaceName="myNamespace$(Get-Random)"
New-AzEventHubNamespace -ResourceGroupName $rgName -NamespaceName $namespaceName -Location $region

次のような出力が表示されます。 Name フィールドに名前空間の名前が表示されます。

Name                   : myNamespace143349827
Id                     : /subscriptions/0000000000-0000-0000-0000-00000000000000/resourceGroups/myResourceGroup162587253
                         2/providers/Microsoft.EventHub/namespaces/myNamespace143349827
ResourceGroupName      : myResourceGroup1625872532
Location               : East US
Sku                    : Name : Standard , Capacity : 1 , Tier : Standard
Tags                   : 
ProvisioningState      : Succeeded
Status                 : Active
CreatedAt              : 3/13/2023 10:22:54 PM
UpdatedAt              : 3/13/2023 10:23:41 PM
ServiceBusEndpoint     : https://myNamespace143349827.servicebus.windows.net:443/
Enabled                : True
KafkaEnabled           : True
IsAutoInflateEnabled   : False
MaximumThroughputUnits : 0
ZoneRedundant          : False
ClusterArmId           : 
DisableLocalAuth       : False
MinimumTlsVersion      : 1.2
KeySource              : 
Identity               : 
IdentityType           : 
IdentityId             : 
EncryptionConfig       :

イベントハブの作成

Event Hubs 名前空間ができたため、次のコマンドを実行して、その名前空間内にイベントハブを作成します。

$ehubName="myEventHub"
New-AzEventHub -ResourceGroupName $rgName -NamespaceName $namespaceName -EventHubName $ehubName

次のような出力が表示されます。

ArchiveNameFormat            : 
BlobContainer                : 
CaptureEnabled               : 
CreatedAt                    : 3/13/2023 10:26:07 PM
DataLakeAccountName          : 
DataLakeFolderPath           : 
DataLakeSubscriptionId       : 
DestinationName              : 
Encoding                     : 
Id                           : /subscriptions/00000000000-0000-0000-0000-00000000000000/resourceGroups/myResourceGroup162
                               5872532/providers/Microsoft.EventHub/namespaces/myNamespace143349827/eventhubs/myEven
                               tHub
IntervalInSeconds            : 
Location                     : eastus
MessageRetentionInDays       : 7
Name                         : myEventHub
PartitionCount               : 4
PartitionId                  : {0, 1, 2, 3}
ResourceGroupName            : myResourceGroup1625872532
SizeLimitInBytes             : 
SkipEmptyArchive             : 
Status                       : Active
StorageAccountResourceId     : 
SystemDataCreatedAt          : 
SystemDataCreatedBy          : 
SystemDataCreatedByType      : 
SystemDataLastModifiedAt     : 
SystemDataLastModifiedBy     : 
SystemDataLastModifiedByType : 
Type                         : Microsoft.EventHub/namespaces/eventhubs
UpdatedAt                    : 3/13/2023 10:26:07 PM

おめでとうございます。 Azure PowerShell を使用して Event Hubs 名前空間を作成し、その名前空間内にイベントハブを作成しました。

リソースをクリーンアップする

イベントの送受信をテストできるようにこのイベントハブを保持する場合は、このセクションを無視してください。そうでない場合は、次のコマンドを実行して、リソースグループを削除します。このコマンドは、リソースグループ内のすべてのリソースと、リソースグループ自体を削除します。

Remove-AzResourceGroup $rgName

次のステップ

この記事では、Event Hubs 名前空間を作成し、サンプルアプリケーションを使用してイベントハブからイベントを送受信しました。イベントハブとの間でイベントを送信または受信するためのステップバイステップの手順については、以下のイベントの送受信のチュートリアルを参照してください。

クイック スタート: Azure PowerShell を使用したイベント ハブの作成