適用対象: Azure Logic Apps (Standard)
Azure portal を使用して Standard ロジック アプリ ワークフローで作業している場合、ある時点で Visual Studio Code を使用する場合があります。 Visual Studio Code に切り替えてAzure Logic Apps (Standard) 拡張機能をインストールすると、拡張機能でのみ利用可能な拡張された利点が得られます。次に例を示します。
- 開発環境の制御が向上します。
- ローカル デバッグおよびテストにより、開発環境が迅速化されます。
- ソース管理リポジトリとの統合
- 新規および既存の接続のパラメーター化を自動化し、クロス環境デプロイを簡略化します。
- デプロイ スクリプトの自動生成、Azure コネクタのテンプレート、CI/CD パイプラインを使用したデプロイ。
このガイドでは、Standard ロジック アプリをポータルから ZIP ファイル パッケージとしてダウンロードする方法を説明します。 このパッケージには、ロジック アプリのワークフロー、接続、ホスト構成、アプリ設定が含まれます。 Visual Studio Code では、このパッケージを使用して、ロジック アプリ プロジェクト ファイルを含むワークスペースを作成できます。
前提条件
Azure アカウントとサブスクリプション。 Azure サブスクリプションがない場合は、無料の Azure アカウントにサインアップしてください。
Azure Logic Apps (Standard) 拡張機能とその他前提条件がインストールされた Visual Studio Code。
Azure portal からエクスポートする Standard ロジック アプリとワークフロー。
ポータルからロジック アプリをダウンロードする
Azure portal で、Standard ロジック アプリ リソースを開きます。
ロジック アプリのメニューで、 [概要] を選択します。 [概要] ページ ツール バーで、[アプリ コンテンツのダウンロード] を選択します。
確認メッセージが表示されたら、 [ダウンロード]を選択します。
ポータルで、<logic-app-name>.zip という名前の zip ファイル パッケージが作成されます。
[ダウンロード] メッセージ ボックスで、[名前を付けて保存] を選択し、目的のローカル フォルダーを参照して、[保存] を選択します。
Note
ワークスペース作成用に zip ファイルを抽出する必要はないので、パッケージは zip のままにします。
Visual Studio Code でワークスペースを作成する
まだ設定されていない場合は、Visual Studio Code で次の手順を実行します。
Azure ウィンドウの [ワークスペース] ツール バーで、[Azure Logic Apps] メニューを開き、[パッケージから新しいロジック アプリ ワークスペースを作成する...] を選択します。
[パッケージから新しいロジック アプリ ワークスペースを作成する] プロンプト ウィンドウが開くので、インポートする zip ファイル パッケージを選択します。
プロンプト リストから [参照] を選択します。 zip ファイル パッケージを見つけて選択します。 完了したら、[パッケージ ファイルの選択] を選択します。
ワークスペースを作成するフォルダーを選択するダイアログが表示されます。
プロンプト リストから [参照] を選択します。 ワークスペースを作成するローカル リポジトリ フォルダーを見つけて選択します。 完了したら [選択] を選択します。 追加のプロンプトに従って、ワークスペースの作成を続行します。
ワークスペースに使用する名前を入力します。
ロジック アプリ プロジェクトに使用する名前を入力します。
現在の Visual Studio Code ウィンドウでプロジェクトを開くか、新しいウィンドウで開くかのダイアログが表示されます。
[現在のウィンドウで開く] または [新しいウィンドウを開く] を選択して、プロジェクトを開くウィンドウを選択します。
ロジック アプリのワークフローでAzure でホストされるマネージド コネクタを使用していない場合は、コネクタ ギャラリーにこれらのコネクタを含めるよう要求するダイアログが表示されます。ここでは、追加するコネクタの操作を検索できます。
Azure でホストされるマネージド コネクタをコネクタ ギャラリーに含めるには、[Azure のコネクタを使用する] を選択します。
ロジック アプリ プロジェクトのデプロイとデプロイに使用する Azure サブスクリプションを選択します。
ローカル開発中に作成された Azure でホストされる接続を作成するリソース グループを選択します。
Microsoft Entra ID を使用して Azure Logic Apps 拡張機能でサインインするよう要求するダイアログが表示されたら、[許可] を選択します。
Microsoft Entra ID を選択します。
完了すると、Visual Studio Code のエクスプローラー ウィンドウが開きます。 このウィンドウには、すべてのワークフロー、接続参照、関連するローカル アプリ設定を含む、ロジック アプリ プロジェクトを含む新しいワークスペースが含まれます。
ワークスペースの作成後にプロジェクトの README.md ファイルが自動的に開きます。次に例を示します。
README.md ファイルには、認証用マネージド ID を使用する接続を更新する方法について説明した、デプロイ後の重要な手順が含まれています。
ワークスペースの作成後
マネージド ID を使用する接続がある場合は、プロジェクトの README.md ファイルにある手順を使用して、ローカル開発およびデバッグ用にこれらの接続を更新します。
関連するコンテンツ
Visual Studio Code での Standard ロジック アプリ プロジェクトの管理の詳細については、次のドキュメントを参照してください。