Azure portal を使用した Event Grid による Media Services イベントの作成と監視
警告
Azure Media Services は、2024 年 6 月 30 日に廃止されます。 詳細については、 AMS 廃止ガイドを参照してください。
Azure Event Grid は、クラウドのイベント処理サービスです。 このサービスは、イベント サブスクリプションを使って、イベント メッセージをサブスクライバーにルーティングします。 Media Services イベントには、データの変更に対応するために必要なすべての情報が含まれます。 Media Services イベントは、eventType プロパティが "Microsoft.Media" で始まっていることで識別できます。
この記事では、Azure portal を使用して、Azure Media Services アカウントのイベントをサブスクライブします。 次に、イベントをトリガーして結果を表示します。 通常は、イベント データを処理し、アクションを実行するエンドポイントにイベントを送信します。 この記事では、メッセージを収集して表示する Web アプリにイベントを送信します。
最後に、イベント データが Web アプリに送信されたことを確認します。
前提条件
- 有効な Azure サブスクリプションを持っている。
- このクイックスタートの説明に従って、新しい Azure Media Services アカウントを作成します。
メッセージ エンドポイントの作成
Media Services アカウントのイベントをサブスクライブする前に、イベント メッセージのエンドポイントを作成しましょう。 通常、エンドポイントは、イベント データに基づくアクションを実行します。 この記事では、イベント メッセージを表示する構築済みの Web アプリをデプロしします。 デプロイされたソリューションには、App Service プラン、App Service Web アプリ、および GitHub からのソース コードが含まれています。
以下の [Azure へのデプロイ] リンクを選択して、ソリューションをサブスクリプションにデプロイします。 Azure portal で、パラメーターの値を指定します。
デプロイが完了するまでに数分かかる場合があります。 デプロイが成功した後で、Web アプリを表示して、実行されていることを確認します。 Web ブラウザーで
https://<your-site-name>.azurewebsites.net
にアクセスします
"Azure Event Grid ビューアー" サイトに切り替えると、まだイベントがないことがわかります。
Media Services イベントのサブスクライブ
どのイベントを追跡し、どこにイベントを送信するかは、トピックを購読することによって Event Grid に伝えます。
ポータルで Media Services アカウントを選択し、 [イベント] を選択します。
イベントをビューアー アプリに送信するには、エンドポイントの Web hook を使用します。
イベント サブスクリプションには、Media Services アカウントの値が設定されます。
[エンドポイントのタイプ] には "webhook" を選択します。
このトピックでは、 [すべてのイベントの種類を購読します] チェック ボックスをオンにしておきます。 ただし、オフにして、特定のイベントの種類をフィルター処理することもできます。
[エンドポイントの選択] リンクを選択します。 Web hook エンドポイントに対して、Web アプリの URL を入力し、ホーム ページの URL に
api/updates
を追加します。[選択の確認] を選択します。
[作成] を選択します
サブスクリプションに名前を付けます。
Web アプリをもう一度表示し、その Web アプリにサブスクリプションの検証イベントが送信されたことに注目します。
Event Grid は検証イベントを送信するので、エンドポイントはイベント データを受信することを確認できます。 エンドポイントは、
validationResponse
からvalidationCode
を設定する必要があります。 詳細については、「Event Grid security and authentication」(Event Grid のセキュリティと認証) を参照してください。 Web アプリ コードを表示して、サブスクリプションがどのように検証されるかを確認できます。
では、イベントをトリガーして、Event Grid がメッセージをエンドポイントに配信するようすを見てみましょう。
エンドポイントへのイベントの送信
エンコード ジョブを実行して、Media Services アカウントのイベントをトリガーできます。 イベントをトリガーする変換とジョブをポータルで作成します。
Media Services スキーマ
Media Services で使用できるすべてのメトリックの詳細については、「 Media Services イベント スキーマ」を参照してください。