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Azure Cosmos DB for PostgreSQL のセキュリティ

適用対象: Azure Cosmos DB for PostgreSQL (PostgreSQL の Citus データベース拡張機能を利用)

このページでは、クラスターのデータ保護に利用できる複数のセキュリティ層について説明します。

情報の保護と暗号化

転送中のデータ

データがノードに取り込まれるときは常に、Azure Cosmos DB for PostgreSQL では、トランスポート層セキュリティ 1.2 で転送中のデータを暗号化することでデータが保護されます。 暗号化 (SSL/TLS) は常に適用され、無効にできません。

保存中

Azure Cosmos DB for PostgreSQL サービスでは、保存データのストレージ暗号化に FIPS 140-2 認証済みの暗号モジュールが使用されます。 データ (バックアップを含む) は、クエリの実行中に作成される一時ファイルも含めて、ディスク上で暗号化されます。 このサービスでは、Azure ストレージ暗号化に含まれる AES 256 ビット暗号が使用され、キーはシステムによって管理されます。 ストレージの暗号化は常にオンになっており、無効にできません。

ネットワークのセキュリティ

Azure Cosmos DB for PostgreSQL では、次の 3 つのネットワーク オプションに対応しています。

  • アクセス権なし
    • これは、パブリックまたはプライベート アクセスが有効になっていない場合に、新しく作成されるクラスターの既定値です。 Azure の内部でも外部でも、データベース ノードに接続できるコンピューターはありません。
  • パブリック アクセス権
    • コーディネーター ノードには、パブリック IP アドレスが割り当てられます。
    • コーディネーターノードへのアクセスは、ファイアウォールによって保護されています。
    • 必要に応じて、すべてのワーカー ノードへのアクセスを有効にすることができます。 この場合、パブリック IP アドレスはワーカー ノードに割り当てられ、同じファイアウォールによって保護されます。
  • プライベート アクセス
    • クラスターのノードには、プライベート IP アドレスのみが割り当てられます。
    • 各ノードには、選択した仮想ネットワーク内のホストがノードにアクセスできるように、プライベート エンドポイントが必要です。
    • ネットワーク セキュリティ グループなどの Azure 仮想ネットワークのセキュリティ機能は、アクセス制御に使用できます。

クラスターを作成する場合は、パブリックまたはプライベート アクセスを有効にするか、既定の [アクセスなし] を選択することができます。 クラスターを作成したら、パブリック アクセスとプライベート アクセスの切り替えを選択するか、両方とも一度にアクティブ化することができます。

制限と制限事項

Azure Cosmos DB for PostgreSQL 制限と制限事項ページをご覧ください。

次のステップ