Dynamics 365 Business Central 2018 年 10 月リリースの概要

重要

このコンテンツはアーカイブされており、更新されていません。 最新のドキュメントについては、Microsoft Dynamics 365 製品のドキュメントを参照してください。 最新のリリース計画については、Dynamics 365 および Microsoft Power Platform のリリース計画を参照してください。

2018 年 10 月リリースでは、Dynamics 365 Business Central をクラウド、オンプレミス、およびハイブリッドで展開できます。 Business Central をお好みの方法で展開することもできますし、既存の Dynamics GP、Dynamics NAV、または Dynamics SL のオンプレミス ソリューションを使用して、Business Central 経由でクラウドに接続することもできます。 (リリース ノートで説明されている機能は、まだリリースされていない場合があります。 提供タイムラインおよび予定されている機能は、変更される可能性、または出荷されない可能性があります (Microsoft ポリシーを参照)。

Business Central パートナーは、ポータルを使用して顧客とのやり取りを強化したり、アプリケーションやカスタマイズのライフサイクルを管理することができます。 ビジネス ユーザーは、さまざまな生産性改善機能を使用してユーザー エクスペリエンスの効率性を高め、それらをリフレッシュして、使用頻度の高いトランザクション ユーザーの作業効率を向上させることができます。 サービスの強化プロセスも継続されており、アプリケーションの回復性、堅牢性、およびパフォーマンスが大幅に強化されています。

クラウド、ハイブリッド、およびオンプレミスで利用できる Business Central

Business Central には、Dynamics NAV の後継ソリューションとして利用できる、オンプレミス展開オプションがあります。 つまり、お客様は Dynamics NAV の新バージョンを利用する代わりに、Business Central をオンプレミスで展開することができます。 オンプレミスを利用するパートナーやお客様のエクスペリエンスは、サービスの名称が変わる以外、従来の Dynamics NAV のアップグレードと何も変わりはありません。 Business Central は今後、Dynamics SMB 製品の収束点となります。お客様は、クラウドとオンプレミスのいずれかを問わず、すべて Business Central のお客様と見なされます。このことは、Dynamics SL、Dynamics GP、Dynamics NAV の旧バージョンなど、利用している製品ブランドの違いにかかわらず同様です。

生産性に優れたユーザー エクスペリエンス

リストや合計のフィルター処理、行のコピー/貼り付けなど、さまざまな生産性機能を使用して、作業の処理能力を高めることができます。 Business Central では、新たに導入された豊富なキーボード ショートカットや、全面的に改善されたキーボード ナビゲーションを通じて、ビジネス タスクを迅速化し、従業員のさまざまなニーズに対応できます。 作業をすばやく実行したり、新しい操作アシスト ウィンドウでそれらの実行方法を確認したりできます。

ビジネス ユーザーは、Business Central のすべてのメイン画面で、最新のエクスペリエンスを体験できます。 ブラウザーからデータにアクセスするか、Windows 10 のデスクトップ アプリからアクセスするかにかかわらず、スムーズで直感的な最新のインターフェイスが一貫性をもって提供されるので、お客様は、ロール センター、リスト、ワークシート、トランザクション ドキュメント、および詳細ページ (顧客カードなど) の間を簡単に切り替えることができます。

アプリケーションの改善

非在庫品目タイプ、ドキュメント明細行追跡、31 個のレポートのレイアウトの改善など、アプリケーションにさまざまな新機能または改善機能が追加されました。 さらに、仕訳帳明細行の記入や必要な情報の追加などの一般的なアクションの実行が簡単になりました。 支払い処理や購買転記の取り消しなどの一般的な作業も向上しています。 [企業の作成] 補助設定では、会計期間設定をスキップできるようになり、ユーザー設定のステップが含まれます。

アクセス許可セットを編集可能

アクセス許可セットのリストからは、新しいアクセス許可を追加したり、既存のアクセス許可セットをコピーしたりできます。 結果セットはユーザー定義型になります。これはいつでも編集できます。 各ユーザー カードからの [有効なアクセス許可] ウィンドウには、ユーザーが持っているアクセス許可と、付与に使用されるアクセス許可セット (権利、既定のセット (システム)、またはカスタマイズ セット (ユーザー定義) のいずれか) が表示されます。 ここでは、ユーザー定義の種類のアクセス許可セットを変更することもできます。

テナント管理

Business Central パートナーは、Dynamics 365 Business Central 管理センターを通じてテナントのライフサイクルを管理します。 管理センターは、VAR がお客様とのエンゲージメントを確保し、お客様のテナントの正常性、トラブルシューティング、通知、およびサンドボックスを管理するためのポータルとして機能します。

Visual Studio Code AL エクスペリエンスの向上

拡張機能の開発やトラブルシューティングを行う際には、改善された新しい開発者ツールを使用して生産性を改善できます。たとえば、生産データを使用したサンドボックス環境や、改善されたブレークポイント サポート、使いやすくなったインライン ヘルプ、特定のユーザー シナリオで発生したイベントの追跡機能、オンプレミス展開用の .NET 相互運用機能のほか、列挙、レポート データ セット、フィールド グループの拡張サポートも利用できます。

拡大を続ける Business Central の対応地域

Business Central では、Microsoft 主導とパートナー主導の両方のモデルをカバーした、複合型のローカライズ戦略をとっています。Microsoft では、パートナー主導のシナリオに継続的に対応しており、Microsoft AppSource 内のローカライズ アプリの拡張を通じて提供対象の国を今後も追加していく予定です。 また、Business Central の今回のリリースでは、アイスランド、ノルウェー、およびメキシコ向けのローカライズ バージョンも提供される予定です。

フィードバック

Dynamics 365 Business Central の機能向上のため、アイデアを検討したり、提案したり、フィードバックを提供してください。 Business Central フォーラム (https://aka.ms/businesscentralideas) をご利用ください。

関連項目

Business Central の新機能の概要