CStringT によるメモリ管理

  • [アーティクル]

CStringT クラスは、可変長文字列の操作に使用されるテンプレート クラスです。 これらの文字列を保持するメモリは、CStringT の各インスタンスに関連付けられた文字列マネージャー オブジェクトを介して割り当てられ、解放されます。 MFC と ATL によって、CString、CStringA、CStringW と呼ばれる CStringT の既定のインスタンス化が提供され、さまざまな文字型の文字列を操作することができます。 これらの文字型は、それぞれ TCHAR、char、wchar_t 型です。 これらの既定の文字列型によって、プロセス ヒープ (ATL) または CRT ヒープ (MFC) からメモリを割り当てる文字列マネージャーが使用されます。 一般的なアプリケーションの場合、このメモリ割り当てスキームで十分です。 ただし、文字列 (またはマルチスレッド コード) を集中的に使用するコードの場合、既定のメモリ マネージャーが最適に動作しない場合があります。 このトピックでは、CStringT の既定のメモリ管理動作をオーバーライドする方法について説明します。ここでは、タスク用に最適化されたアロケーターを作成します。

関連項目

CustomString のサンプル