ATL ユーティリティのリファレンス

ATL には、CPathT および CUrl の形式のパスと URL を操作するコードが用意されています。 スレッド プール CThreadPool をアプリケーションで使用できます。 このコードは、atlpath.h および atlutil.h に含まれます。

クラス

   
CPathT クラス このクラスは、パスを表します。
CDebugReportHook クラス このクラスは、デバッグ レポートを名前付きパイプに送信するときに使用します。
CNonStatelessWorker クラス スレッド プールから要求を受信し、各要求で作成および破棄されたワーカー オブジェクトに渡します。
CNoWorkerThread クラス このクラスは、動的キャッシュ メンテナンスを無効にする場合に、MonitorClass テンプレート パラメーターの引数として使用します。
CThreadPool クラス このクラスは、作業項目のキューを処理するワーカー スレッドのプールを提供します。
CUrl クラス このクラスは、URL を表します。 これを使用することにより、既存の URL 文字列を解析する場合でも、文字列を最初から作成する場合でも、URL の各要素を他の要素とは独立して操作できます。
CWorkerThread クラス このクラスにより、ワーカー スレッドを作成するか、既存のものを使い、1 つ以上のカーネル オブジェクト ハンドルで待機し、いずれかのハンドルがシグナルされたときに指定したクライアント関数を実行します。

Typedefs

CPath CString を使った CPathT の特殊化。
CPathA CStringA を使った CPathT の特殊化。
CPathW CStringW を使った CPathT の特殊化。
ATL_URL_PORT ポート番号を指定する場合に CUrl に使われる型。

列挙型

ATL_URL_SCHEME この列挙型のメンバーには、CUrl で認識できるスキームの定数が用意されています。

関数

AtlCanonicalizeUrl URL を標準形式に変換します。安全でない文字や空白をエスケープ シーケンスに変換する処理などが含まれます。
AtlCombineUrl ベース URL と相対 URL を結合して、1 つの標準形式の URL にします。
AtlEscapeUrl すべての安全でない文字をエスケープ シーケンスに変換します。
AtlGetDefaultUrlPort 特定のインターネット プロトコルまたはスキームに関連付けられた、既定のポート番号を取得します。
AtlHexValue 16 進数の数値を取得します。
AtlIsUnsafeUrlChar URL で使用しても安全な文字かどうかを判断します。
AtlUnescapeUrl エスケープされた文字を元の値に変換します。
SystemTimeToHttpDate システム時刻を HTTP ヘッダーで使用できる形式の文字列に変換します。
ATLPath::AddBackslash この関数は [PathAddBackslash](/windows/desktop/api/shlwapi/nf-shlwapi-pathaddbackslasha) のオーバーロードされたラッパーです。
).
ATLPath::AddExtension この関数は、PathAddExtension のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::Append この関数は、PathAppend のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::BuildRoot この関数は、PathBuildRoot のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::Canonicalize この関数は、PathCanonicalize のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::Combine この関数は、PathCombine のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::CommonPrefix この関数は、PathCommonPrefix のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::CompactPath この関数は、PathCompactPath のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::CompactPathEx この関数は、PathCompactPathEx のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::FileExists この関数は、PathFileExists のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::FindExtension この関数は、PathFindExtension のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::FindFileName この関数は、PathFindFileName のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::GetDriveNumber この関数は、PathGetDriveNumber のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::IsDirectory この関数は、PathIsDirectory のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::IsFileSpec この関数は、PathIsFileSpec のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::IsPrefix この関数は、PathIsPrefix のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::IsRelative この関数は、PathIsRelative のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::IsRoot この関数は、PathIsRoot のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::IsSameRoot この関数は、PathIsSameRoot のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::IsUNC この関数は、PathIsUNC のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::IsUNCServer この関数は、PathIsUNCServer のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::IsUNCServerShare この関数は、PathIsUNCServerShare のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::MakePretty この関数は、PathMakePretty のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::MatchSpec この関数は、PathMatchSpec のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::QuoteSpaces この関数は、PathQuoteSpaces のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::RelativePathTo この関数は、PathRelativePathTo のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::RemoveArgs この関数は、PathRemoveArgs のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::RemoveBackslash この関数は、PathRemoveBackslash のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::RemoveBlanks この関数は、PathRemoveBlanks のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::RemoveExtension この関数は、PathRemoveExtension のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::RemoveFileSpec この関数は、PathRemoveFileSpec のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::RenameExtension この関数は、PathRenameExtension のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::SkipRoot この関数は、PathSkipRoot のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::StripPath この関数は、PathStripPath のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::StripToRoot この関数は、PathStripToRoot のオーバーロードされたラッパーです。
ATLPath::UnquoteSpaces この関数は、PathUnquoteSpaces のオーバーロードされたラッパーです。

関連項目

概念
ATL COM デスクトップ コンポーネント