Win32ThreadTraits クラス
このクラスは、Windows スレッドの作成関数を提供します。 スレッドで CRT 関数が使用されない場合は、このクラスを使用します。
重要
このクラスとそのメンバーは、Windows ランタイムで実行するアプリケーションで使用することはできません。
構文
class Win32ThreadTraits
メンバー
パブリック メソッド
名前 | 説明 |
---|---|
Win32ThreadTraits::CreateThread | (静的) CRT 関数を使用してはいけないスレッドを作成するには、この関数を呼び出します。 |
解説
特定の種類のスレッドに対して作成関数を備えるクラスは、スレッドの特徴です。 この作成関数には、Windows の CreateThread 関数と同じシグネチャとセマンティクスが含まれています。
スレッドの特徴は、次のクラスで使用されます。
スレッドによって CRT 関数が使用される場合は、代わりに CRTThreadTraits を使用します。
要件
ヘッダー: atlbase.h
Win32ThreadTraits::CreateThread
CRT 関数を使用してはいけないスレッドを作成するには、この関数を呼び出します。
static HANDLE CreateThread(
LPSECURITY_ATTRIBUTES lpsa,
DWORD dwStackSize,
LPTHREAD_START_ROUTINE pfnThreadProc,
void* pvParam,
DWORD dwCreationFlags,
DWORD* pdwThreadId) throw();
パラメーター
lpsa
新しいスレッドのセキュリティ属性。
dwStackSize
新しいスレッドのスタック サイズ。
pfnThreadProc
新しいスレッドのスレッド プロシージャ。
pvParam
スレッド プロシージャに渡すパラメーター。
dwCreationFlags
作成フラグ (0 または CREATE_SUSPENDED)。
pdwThreadId
[出力] 成功した場合に、新しく作成されたスレッドのスレッド ID を受信する DWORD 変数のアドレス。
戻り値
新しく作成されたスレッドにハンドルを返します。失敗した場合は NULL を返します。 拡張されたエラー情報を取得するには、GetLastError を呼び出します。
解説
この関数のパラメーターに関する詳細については、CreateThread に関する記事を参照してください。
この関数を使用して、CreateThread
を呼び出し、スレッドを作成します。