/ASSEMBLYMODULE (MSIL モジュールをアセンブリに追加する)

構文

/ASSEMBLYMODULE:filename

引数

filename
このアセンブリに含めるモジュール。

解説

/ASSEMBLYMODULEリンカー オプションを使用すると、アセンブリにモジュール参照を追加できます。 モジュールの型情報は、モジュール参照を追加したアセンブリ プログラムでは使用できません。 ただし、モジュール内の型情報は、アセンブリを参照する任意のプログラムで使用できます。

アセンブリにモジュール参照を追加し、モジュールの型情報をアセンブリ プログラムで使用できるようにする場合に使用 #using します。

たとえば、次のようなシナリオが考えられます。

  1. を使用してモジュールを作成します /LN

  2. アセンブリを作成する現在のコンパイルにモジュールを含めるには、別のプロジェクトで使用 /ASSEMBLYMODULE します。 このプロジェクトでは、モジュール #usingを参照しません。

  3. このアセンブリを参照する任意のプロジェクトでも、モジュールの型を使用できるようになりました。

アセンブリの生成に影響を与えるその他のリンカー オプションは次のとおりです。

MSVC リンカーはファイルを.netmodule入力として受け入れ、リンカーによって生成される出力ファイルは、リンカーに入力されたファイルに対する実行時依存.netmoduleのないアセンブリまたは.netmoduleファイルになります。 詳細については、リンカー入力としてのファイルを参照してください。.netmodule

Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。

  2. [構成プロパティ]>[リンカー]>[入力] プロパティ ページを選択します。

  3. [モジュールをアセンブリに追加] プロパティを変更します。

このリンカーをコードから設定するには

関連項目

MSVC リンカーのリファレンス
MSVC リンカー オプション