/VERBOSE (進行状況メッセージの出力)

リンク プロセス中に進行状況メッセージを出力します。

構文

解説

リンカーは、リンク セッションの進行状況に関する情報を [出力] ウィンドウに送ります。 コマンド ラインでリンクを実行すると、この情報は標準出力に送られるため、ファイルにリダイレクトできます。

オプション 説明
/VERBOSE リンク プロセスに関する詳細情報を表示します。
/VERBOSE:CLR /clr を使用してコンパイルされたオブジェクトとメタデータに固有のリンカー動作に関する情報を表示します。
/VERBOSE:ICF /OPT:ICF を使用した結果実行されたリンカー動作についての情報を表示します。
/VERBOSE:INCR インクリメンタル リンク プロセスに関する情報を表示します。
/VERBOSE:LIB 検索されたライブラリだけを示す進行状況メッセージを表示します。
表示される情報には、ライブラリ検索プロセスが含まれます。 各ライブラリとオブジェクト名 (完全パス)、そのライブラリで解決されたシンボル、およびそのシンボルを参照しているオブジェクトが一覧表示されます。
/VERBOSE:REF /OPT:REF を使用した結果実行されたリンカー動作についての情報を表示します。
/VERBOSE:SAFESEH /SAFESEH が指定されていない場合に、安全な構造化例外処理との互換性がないモジュールの情報を表示します。
/VERBOSE:UNUSEDDELAYLOAD イメージの作成時に使用されるシンボルがない、遅延読み込み DLL に関する情報を表示します。
/VERBOSE:UNUSEDLIBS イメージの作成時に使用されていないライブラリ ファイルに関する情報を表示します。

Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには

  1. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。

  2. [構成プロパティ]>[リンカー]>[コマンド ライン] プロパティ ページを選択します。

  3. [追加オプション] ボックスにオプションを入力します。

このリンカーをコードから設定するには

関連項目

MSVC リンカーのリファレンス
MSVC リンカー オプション