ビルドのカスタマイズのトラブルシューティング
カスタム ビルドのステップやイベントが予想どおりに動作しない場合、問題を理解する目的でいくつかのことを試すことができます。
カスタム ビルド ステップで生成されるファイルが出力として宣言しているファイルに一致することを確認してください。
他のビルド ステップ (カスタムまたはカスタム以外) の入力か依存関係であるファイルがカスタム ビルド ステップによって生成されない場合、そのようなファイルがプロジェクトに追加されていることを確認してください。 また、そのようなファイルを利用するツールがカスタム ビルド ステップの後に実行されることを確認してください。
カスタム ビルド ステップで実際に行われていることを表示するには、最初のコマンドとして
@echo on
を追加します。 ビルド イベントとビルド ステップは一時的な .bat ファイルに置かれ、プロジェクトがビルドされるときに実行されます。 そのため、ビルド イベント コマンドまたはビルド ステップ コマンドにエラー チェックを追加できます。中間ファイル ディレクトリのビルド ログを調べ、実際に実行された内容を確認します。 ビルド ログのパスと名前は MSBuild マクロ式の $(IntDir)\$(MSBuildProjectName).log によって表されます。
ビルド ログに既定以上の量の情報が収集されるようにプロジェクト設定を変更します。 ツールメニューでオプションをクリックします。 [オプション] ダイアログ ボックスで、[プロジェクトおよびソリューション] ノードをクリックし、[ビルド/実行] ノードをクリックします。 次に、[MSBuild プロジェクト ビルド ログ ファイルの詳細] ボックスで [詳細] をクリックします。
使用しているファイル名またはディレクトリ マクロの値を確認します。 マクロは個別にエコーできます。あるいは、カスタム ビルド ステップの始まりに
copy %0 command.bat
を追加できますが、その場合、カスタム ビルド ステップのコマンドが command.bat にコピーされます。その際、すべてのマクロが展開されます。カスタムのビルド ステップとビルド イベント イベントを個別に実行し、その動作を確認します。