下位入出力

これらの関数は、ストリーム入出力の操作より低レベルの操作に対してオペレーティング システムを直接呼び出します。 低レベルの入力と出力の呼び出しでは、データのバッファーや書式設定は行われません。

低レベル ルーチンでは、次の事前定義済みのファイル記述子を使用して、プログラムの起動時に開かれる標準ストリームにアクセスできます。

ストリーム ファイル記述子
stdin 0
stdout 1
stderr 2

低レベル入出力ルーチンによって、エラー発生時に errno グローバル変数が設定されます。 ファイルの終端を示すインジケーター (EOF) などの STDIO.H で定義された定数が、お使いのプログラムで必要な場合に限り、低レベル関数を使用する際に STDIO.H をインクルードする必要があります。

低レベル I/O 関数

機能 使用
_close ファイルを閉じる
_commit ファイルをディスクにフラッシュする
_creat, _wcreat ファイルを作成する
_dup 指定されたファイルに対して次に使用できるファイル記述子を返す
_dup2 指定されたファイルに対して 2 つ目の記述子を作成する
_eof ファイルの終端をテストする
_lseek, _lseeki64 ファイル ポインターの位置を指定された場所に変更する
_open, _wopen ファイルを開く
_read ファイルからデータを読み取る
_sopen, _wsopen, _sopen_s, _wsopen_s ファイル共有のためにファイルを開く
_tell, _telli64 現在のファイル ポインターの位置を取得する
_umask, _umask_s ファイル アクセス許可マスクを設定する
_write ファイルにデータを書き込む

_dup_dup2 は通常、事前定義済みのファイル記述子を別のファイルと関連付けるために使用します。

関連項目

入力と出力
カテゴリ別ユニバーサル C ランタイム ルーチン
システム呼び出し