clog, clogf, clogl

負の実軸に沿って分岐線法を使用して、複素数の自然対数を取得します。

構文

_Dcomplex clog(
   _Dcomplex z
);
_Fcomplex clog(
   _Fcomplex z
);  // C++ only
_Lcomplex clog(
   _Lcomplex z
);  // C++ only
_Fcomplex clogf(
   _Fcomplex z
);
_Lcomplex clogl(
   _Lcomplex z
);

パラメーター

z
対数の底。

戻り値

z の自然対数。 結果は、実軸方向には無制限で、虚軸方向には [-iπ, +iπ] の区間内になります。

戻り値には次のようなものがあります。

z パラメーター 戻り値
正の値 の対数 (底 10) z
0 -Inf
ネガティブ NaN
NaN NaN
+ INF + INF

解説

C++ ではオーバーロードが可能であるため、 clog および _Fcomplex の値を受け取って返す _Lcomplex のオーバーロードを呼び出すことができます。 C プログラムでは、 clog は常に _Dcomplex 値を受け取って返します。

必要条件

ルーチンによって返される値 C ヘッダー C++ ヘッダー
clog, clogf, clogl <complex.h> <ccomplex>

互換性の詳細については、「 Compatibility」を参照してください。

関連項目

アルファベット順関数リファレンス
cexp, cexpf, cexpl
cpow, cpowf, cpowl
clog10, clog10f, clog10l