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警告 C26816

ポインターは、スタックに割り当てられたメモリを指します (ES.65)

解説

ポインターは、スタックに割り当てられている変数を指しています。 変数がスコープ外になるとクリーンされ、ポインターが無効になります。

このチェックは、C++ 標準テンプレート ライブラリ (STL) のビューと所有者を認識します。 このチェックにユーザーが作成した型について説明するには、注釈を[[msvc::lifetimebound]]使用します。 サポートは [[msvc::lifetimebound]] MSVC 17.7 の新機能です。

コード分析名: LIFETIME_LOCAL_USE_AFTER_FREE_STACK

// In this example, std::string is being used internally because the implementer felt it was easier to
// perform the non-trivial initialization of the value but the function returns a C-style string.
const char *danglingRawPtrFromLocal() {
  std::string s;
  
  // interesting string initialization here
  
  return s.c_str(); // Oops, The pointer points to memory that will be cleaned up upon return. Warning C26816.
}

struct Y { int& get() [[msvc::lifetimebound]]; };
int& f() {
    Y y;
    return y.get(); // Warning C26826
}

修正するには、使用される値が長く存続できるようにします。 この例では、std::string を返すことで警告に対処します。 また、データをヒープにコピーするか、関数パラメーター リストに "out" 変数を追加することで対処することもできます。

std::string danglingRawPtrFromLocal() {
  std::string s;
  
  // interesting string initialization here
  
  return s;
}

struct Y { int& get() [[msvc::lifetimebound]]; };
int f() {
    Y y;
    return y.get();
}

関連項目

C26815
ES.65: 無効なポインターを逆参照しない