警告 C6235

('non-zero constant' ||'expression') は常に 0 以外の定数です

この警告は、テスト コンテキストで発生する論理 OR 演算の左辺で、1 以外の 0 でない定数値が検出されたことを示します。 結果の式は常に true に評価されるため、論理演算または演算の右側は評価されません。 この言語機能は、"短絡評価" と呼ばれます。

解説

1 以外の 0 でない定数値は、ビットごとの AND 演算子 (&) が想定されている可能性があることを示します。 この警告は、0 以外の定数が 1 の場合、コード パスを選択的に有効にするために使用されるため、共通のイディオムでは生成されません。 ただし、たとえば、0 以外の定数が 1 に評価された場合に 1+0生成されます。

コード分析名: NONZEROLOGICALOR

例

次のコードでは、INPUT_TYPE が 2 であるため、この警告が生成されます。

#define INPUT_TYPE 2
void f(int n)
{
   if(INPUT_TYPE || n) //warning C6235 issued
   {
      puts("Always gets here");
   }
   else
   {
      puts("Never gets here");
   }
}

この警告を解決するには、次のコードに示すように、ビットごとの AND (&) 演算子を使用します。

#define INPUT_TYPE 2
void f(int n)
{
   if((INPUT_TYPE & n) == 2)
   {
      puts("bitwise-AND comparison true");
   }
   else
   {
      puts("bitwise-AND comparison false");
   }
}

関連項目

C 論理演算子