_variant_t インスタンスに新しい値を割り当てます。
_variant_t クラスとその operator= メンバーは Microsoft 固有です。
構文
_variant_t& operator=( const VARIANT& varSrc );
_variant_t& operator=( const VARIANT* pVarSrc );
_variant_t& operator=( const _variant_t& var_t_Src );
_variant_t& operator=( short sSrc );
_variant_t& operator=( long lSrc );
_variant_t& operator=( float fltSrc );
_variant_t& operator=( double dblSrc );
_variant_t& operator=( const CY& cySrc );
_variant_t& operator=( const _bstr_t& bstrSrc );
_variant_t& operator=( const wchar_t* wstrSrc );
_variant_t& operator=( const char* strSrc );
_variant_t& operator=( IDispatch* pDispSrc );
_variant_t& operator=( bool bSrc );
_variant_t& operator=( IUnknown* pSrc );
_variant_t& operator=( const DECIMAL& decSrc );
_variant_t& operator=( BYTE byteSrc );
_variant_t& operator=( char cSrc );
_variant_t& operator=( unsigned short usSrc );
_variant_t& operator=( unsigned long ulSrc );
_variant_t& operator=( int iSrc );
_variant_t& operator=( unsigned int uiSrc );
_variant_t& operator=( __int64 i8Src );
_variant_t& operator=( unsigned __int64 ui8Src );
パラメーター
varSrc
コンテンツと VT_* 型のコピー元である VARIANT の参照。
pVarSrc
コンテンツと VT_* 型のコピー元である VARIANT へのポインター。
var_t_Src
コンテンツと VT_* 型のコピー元である _variant_t の参照。
sSrc
コピーする short 整数値。 *this が VT_BOOL 型の場合は VT_BOOL 型が指定されます。 それ以外の場合は、VT_I2 型が指定されます。
lSrc
コピーする long 整数値。 *this が VT_BOOL 型の場合は VT_BOOL 型が指定されます。 *this が VT_ERROR 型の場合は VT_ERROR 型が指定されます。 それ以外の場合は、VT_I4 型が指定されます。
fltSrc
コピーする float 数値。 VT_R4 型が指定されます。
dblSrc
コピーする double 数値。 this が VT_DATE 型の場合は VT_DATE 型が指定されます。 それ以外の場合は、VT_R8 型が指定されます。
cySrc
コピーする CY オブジェクト。 VT_CY 型が指定されます。
bstrSrc
コピーする BSTR オブジェクト。 VT_BSTR 型が指定されます。
wstrSrc
コピーする Unicode 文字列。BSTR として格納され、VT_BSTR 型が指定されます。
strSrc
コピーするマルチバイト文字列。BSTR として格納され、VT_BSTR 型が指定されます。
pDispSrc
AddRef の呼び出しでコピーされる IDispatch ポインター。 VT_DISPATCH 型が指定されます。
bSrc
コピーする bool 値。 VT_BOOL 型が指定されます。
pSrc
AddRef の呼び出しでコピーされる IUnknown ポインター。 VT_UNKNOWN 型が指定されます。
decSrc
コピーする DECIMAL オブジェクト。 VT_DECIMAL 型が指定されます。
byteSrc
コピーする BYTE 値。 VT_UI1 型が指定されます。
cSrc
コピーする char 値。 VT_I1 型が指定されます。
usSrc
コピーする unsigned short 値。 VT_UI2 型が指定されます。
ulSrc
コピーする unsigned long 値。 VT_UI4 型が指定されます。
iSrc
コピーする int 値。 VT_INT 型が指定されます。
uiSrc
コピーする unsigned int 値。 VT_UINT 型が指定されます。
i8Src
コピーする __int64 または long long 値。 VT_I8 型が指定されます。
ui8Src
コピーする unsigned __int64 または unsigned long long 値。 VT_UI8 型が指定されます。
解説
operator= 代入演算子は既存の値をクリアします。これはオブジェクト型を削除、または IDispatch* 型および IUnknown* 型の Release を呼び出します。 次に、新しい値を _variant_t オブジェクトにコピーします。 short、long、および double 引数に関する書き込み以外は、割り当てられた値に一致するように _variant_t 型を変更します。 値型は直接コピーされます。 VARIANT または _variant_t ポインターまたは参照引数は、割り当てられたオブジェクトの内容と型をコピーします。 その他のポインターまたは参照型引数は、割り当てられたオブジェクトのコピーを作成します。 代入演算子は、IDispatch* 引数と IUnknown* 引数 の AddRef を呼び出します。
エラーが発生すると operator= は _com_raise_error を呼び出します。
operator= は、更新した _variant_t オブジェクトに参照を返します。