CEnumerator クラス
OLE DB 列挙子オブジェクトを使用します。このオブジェクトは、すべてのデータ ソースと列挙子を記述する行セットを返す ISourcesRowset インターフェイスを公開します。
構文
class CEnumerator :
public CAccessorRowset< CAccessor <CEnumeratorAccessor >>
要件
ヘッダー: atldbcli.h
メンバー
メソッド
Name | 説明 |
---|---|
Find | 使用可能なプロバイダー (データ ソース) を検索して、指定した名前のプロバイダーを探します。 |
GetMoniker | 現在のレコードの IMoniker インターフェイスを取得します。 |
開く | 列挙子を開きます。 |
解説
このクラスから間接的に ISourcesRowset
データを取得できます。
CEnumerator::Find
指定した名前を使用可能なプロバイダー間で検索します。
構文
bool Find(TCHAR* szSearchName) throw();
パラメーター
szSearchName
[入力] 検索する名前。
戻り値
名前が見つかった場合は true
。 それ以外の場合は false
。
解説
この名前は、ISourcesRowset インターフェイスの SOURCES_NAME
メンバーにマップされます。
CEnumerator::GetMoniker
表示名を解析して、モニカーに変換できる文字列のコンポーネントを抽出します。
構文
HRESULT GetMoniker(LPMONIKER* ppMoniker) const throw();
HRESULT GetMoniker(LPMONIKER* ppMoniker,
LPCTSTR lpszDisplayName) const throw();
パラメーター
ppMoniker
[出力] 現在の行の表示名 (CEnumeratorAccessor::m_szParseName) から解析されたモニカー。
lpszDisplayName
[入力] 解析する表示名。
戻り値
標準の HRESULT。
CEnumerator::Open
列挙子のモニカーが指定されている場合は、そのモニカーをバインドしてから、ISourcesRowset::GetSourcesRowset を呼び出して列挙子の行セットを取得します。
構文
HRESULT Open(LPMONIKER pMoniker) throw();
HRESULT Open(const CLSID* pClsid = & CLSID_OLEDB_ENUMERATOR) throw();
HRESULT Open(const CEnumerator& enumerator) throw();
パラメーター
pMoniker
[入力] 列挙子のモニカーへのポインター。
pClsid
[入力] 列挙子の CLSID
へのポインター。
enumerator
[入力] 列挙子への参照。
戻り値
標準の HRESULT。
関連項目
DBViewer
OLE DB コンシューマー テンプレートに関するページ
OLE DB コンシューマー テンプレート リファレンス