次の方法で共有


ActiveX コントロールからクラスを追加する

このウィザードを使用すると、使用可能な ActiveX コントロールのインターフェイスからの MFC クラスを作成できます。 このウィザードを使用できるようにするには、Visual Studio 2019 以降と、MFC アプリケーションMFC DLLMFC ActiveX コントロールのいずれかのプロジェクトの種類を使用する必要があります。

ActiveX コントロールからクラスを追加するのに、Automation を有効にして MFC プロジェクトを作成する必要はありません。

ActiveX コントロールは、コンポーネント オブジェクト モデル (COM) に基づく再利用可能なソフトウェア コンポーネントであり、多岐にわたる OLE の機能をサポートしています。 ActiveX コントロールは、通常の ActiveX コントロール コンテナー内で使用できます。

ActiveX コントロールから MFC クラスを追加するには:

  1. ソリューション エクスプローラーまたはクラス ビューのいずれかで、ActiveX コントロール クラスを追加するプロジェクト名を右クリックします。

  2. ショートカット メニューで [追加] を選択し、[新しい項目] を選択します。

  3. [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスの [テンプレート] ウィンドウで、[ActiveX コントロールの MFC クラス][追加] を順に選択し、ActiveX コントロール クラス追加ウィザードを表示します。

ウィザードでは、ActiveX コントロールに 1 つ以上インターフェイスを追加できます。 また、ウィザードの 1 回のセッションで、複数の ActiveX コントロールからクラスを作成することもできます。

クラスは、システムに登録されている ActiveX コントロールから登録することも、最初にシステムに登録せずに、タイプ ライブラリ ファイル (.tlb.olb.dll.ocx、または .exe) にある ActiveX コントロールから追加することもできます。 ActiveX コントロールの登録の詳細については、「OLE コントロールの登録」を参照してください。

ウィザードでは、選択した ActiveX コントロールから追加した各インターフェイスに対して、CWnd または COleDispatchDriver から派生した MFC クラスが作成されます。

ActiveX コントロール クラス追加ウィザード

このウィザードを使用すると、使用可能な ActiveX コントロールから MFC クラスを作成できます。 ウィザードでは、選択した ActiveX コントロールから追加したインターフェイスごとにクラスを作成します。

ActiveX コントロール クラス追加ウィザード

  • インターフェイスの実装元

    クラスの作成元となる、タイプ ライブラリの場所を指定します。

    オプション 説明
    レジストリ タイプ ライブラリはシステムで登録されます。 登録されているタイプ ライブラリは、[Available type libraries](使用可能なタイプ ライブラリ) にリストされます。
    [最近使ったファイル] タイプ ライブラリは必ずしもシステムで登録されるわけではありませんが、ファイルには格納されます。 [場所] でファイルの場所を指定してください。
  • [Available type libraries](使用可能なタイプ ライブラリ)

    現在、システムで登録されている ActiveX コントロールを指定します。 [インターフェイス] リストにそのインターフェイスを表示するには、このリストから ActiveX コントロールを選択します。 ActiveX コントロールの登録の詳細については、「MFC ActiveX コントロール: ActiveX コントロールの配布」を参照してください。

    [インターフェイスの実装元][ファイル] を選択した場合、このボックスは変更できません。

  • 場所

    ActiveX コントロールの場所を指定します。 [インターフェイスの実装元][ファイル] を選択した場合、タイプ ライブラリを含むファイルの場所を指定できます。 ファイルの場所を参照するには、省略記号ボタンを選択します。

    [インターフェイスの実装元][レジストリ] を選択した場合、このボックスは変更できません。

  • 使用可能なインターフェイス

    ActiveX コントロールのインターフェイスを指定します。 このウィザードでは、[使用可能なタイプ ライブラリ] 内の現在の選択からのインターフェイス、または [場所] で指定されたタイプ ライブラリからのインターフェイスが使用されます。

    転送ボタン 説明
    > 現在、[使用可能なインターフェイス] リストで選択されているインターフェイスを追加します。 インターフェイスが選択されていない場合は使用できません。
    >> ActiveX コントロールのすべてのインターフェイスを追加します。 このウィザードでは、[使用可能なタイプ ライブラリ] 内の現在の選択からのインターフェイス、または [場所] で指定されたタイプ ライブラリからのインターフェイスが使用されます。
    < [インターフェイスの実装] リストで現在選択されているインターフェイス名を削除します。 現在、[インターフェイスの実装] リストでクラスが選択されていない場合は使用できません。
    << [インターフェイスの実装] リスト内のすべてのクラスを削除 します。 [インターフェイスの実装] リストが空の場合は使用できません。
  • インターフェイスの実装

    [ > ] または [ >> ] ボタンを使用して、追加したインターフェイスから生成されるクラス名を指定します。 このボックスを選択することでクラスを選択してから、上下の矢印キーを使用してリスト内をスクロールすることができます。