__svm_skinit

Microsoft 固有の仕様

仮想マシン モニターなど、検証可能なセキュリティで保護されたソフトウェアの読み込みを開始します。

構文

void __svm_skinit(
   int block_address
);

パラメーター

block_address
64K バイトの Secure Loader Block (SLB) の 32 ビット物理アドレス。

解説

__svm_skinit 関数は SKINIT マシン語命令と同じです。 この関数は、プロセッサとトラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) を使用して、"セキュリティ カーネル" (SK) と呼ばれる信頼されたソフトウェアを検証して読み込むセキュリティ システムの一部です。 仮想マシン モニターは、セキュリティ カーネルの一例です。 セキュリティ システムは、初期化プロセス中に読み込まれたプログラム コンポーネントを検証します。 コンピューターがマルチプロセッサの場合、割り込み、デバイス アクセス、または別のプログラムによる改ざんからコンポーネントを保護します。

block_address パラメーターは、Secure Loader Block (SLB) と呼ばれる 64K のメモリ ブロックの物理アドレスを指定します。 SLB には、"セキュア ローダー" と呼ばれるプログラムが含まれています。 これにより、コンピューターの動作環境が確立された後、セキュリティ カーネルが読み込まれます。

この関数は、ホストの仮想マシンのモニターと、ゲスト オペレーティング システムとそのアプリケーションとの対話をサポートします。 詳細については、AMD corporation のサイトで "AMD64 アーキテクチャ プログラマーズ マニュアル ボリューム 2: システム プログラミング" を検索してください。

必要条件

Intrinsic	アーキテクチャ
__svm_skinit	x86、x64

ヘッダー ファイル<intrin.h>

Microsoft 固有の仕様はここまで

関連項目

コンパイラの組み込み