コモンダイアログクラス

[アーティクル]
06/16/2023

MFC には、クラス CDialogに加えて、次の表に示すように、一般的に使用されるダイアログボックスをカプセル化する CDialog から派生した複数のクラスが用意されています。カプセル化されたダイアログボックスは、"コモンダイアログボックス" と呼ばれ、Windows コモンダイアログライブラリ (COMMDLG.DLL) の一部です。これらのクラスのダイアログテンプレートのリソースとコードは、Windows バージョン3.1 以降に含まれる Windows コモンダイアログボックスに用意されています。

コモンダイアログクラス

派生ダイアログクラス	目的
CColorDialog	ユーザーが色を選択できるようにします。
Cfiledialog	開くまたは保存するファイル名をユーザーが選択できるようにします。
CFindReplaceDialog	ユーザーがテキストファイルで検索または置換操作を開始できるようにします。
CFontDialog	ユーザーがフォントを指定できるようにします。
CPrintDialog	印刷ジョブの情報をユーザーが指定できるようにします。
CPrintDialogEx	Windows 印刷プロパティシート。

コモンダイアログクラスの詳細については、MFC リファレンスの個々のクラス名を参照してください。 MFC には、OLE に使用される標準ダイアログクラスも多数用意されています。これらのクラスの詳細については、 MFC リファレンスの基本クラスである COleDialog を参照してください。

MFC の他の 3 つのクラスには、ダイアログのような特性があります。クラス CFormView、 CRecordView、および CDaoRecordView の詳細については、MFC リファレンスのクラスを参照してください。クラス CDialogBar の詳細については、「ダイアログバー」を参照してください。

コモンダイアログクラス