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ドキュメント フレーム ウィンドウの作成

ドキュメントおよびビューの作成には、CDocTemplate オブジェクトがどのように調整して、フレーム ウィンドウ、ドキュメント、ビューを作成し、それらをまとめて接続するかが示されています。 CDocTemplate コンストラクターに対する 3 つの CRuntimeClass 引数によって、[ファイル] メニューの [新規] コマンドや MDI ウィンドウ メニューの [新しいウィンドウ] コマンドなどのユーザー コマンドに応じてドキュメント テンプレートが動的に作成するフレーム ウィンドウ、ドキュメント、およびビュー クラスが指定されます。 ドキュメント テンプレートには、後でビューとドキュメントのフレーム ウィンドウを作成するときに使用するために、この情報が格納されます。

RUNTIME_CLASS メカニズムが正しく機能するように、派生フレーム ウィンドウ クラスは DECLARE_DYNCREATE マクロを使用して宣言する必要があります。 これは、フレームワークがクラス CObject の動的構築メカニズムを使用してドキュメント フレーム ウィンドウを作成する必要があるためです。

ユーザーがドキュメントを作成するコマンドを選択すると、フレームワークはドキュメント テンプレートを呼び出して、ドキュメント オブジェクト、ビュー、およびビューを表示するフレーム ウィンドウを作成します。 ドキュメント フレーム ウィンドウを作成すると、ドキュメント テンプレートによって、適切なクラス (SDI アプリケーションの場合は CFrameWnd から派生したクラス、MDI アプリケーションの場合は CMDIChildWnd から派生したクラス) のオブジェクトが作成されます。 その後、フレームワークは、フレーム ウィンドウ オブジェクトの LoadFrame メンバー関数を呼び出して、リソースから作成情報を取得し、Windows ウィンドウを作成します。 フレームワークは、ウィンドウ ハンドルをフレーム ウィンドウ オブジェクトにアタッチします。 次に、ドキュメント フレーム ウィンドウの子ウィンドウとしてビューが作成されます。

CWnd 派生オブジェクトを初期化するときは、注意してください。

さらに詳しい情報

関連項目

フレーム ウィンドウの使用