リッチ エディット コントロールでの印刷
リッチ エディット コントロール (CRichEditCtrl) に対して、指定したデバイス (プリンターなど) への出力をレンダリングするように指示できます。 リッチ エディット コントロールによるテキストの書式設定の対象となる出力デバイスを指定することもできます。
特定のデバイス用にリッチ エディット コントロールのコンテンツの一部を書式設定するには、FormatRange メンバー関数を使用できます。 この関数で使用される FORMATRANGE 構造体は、書式設定するテキストの範囲と、ターゲット デバイスのデバイス コンテキスト (DC) を指定します。
出力デバイス用にテキストを書式設定した後、DisplayBand メンバー関数を使用して、出力をデバイスに送信できます。 FormatRange と DisplayBand を繰り返し使用すると、リッチ エディット コントロールの内容を出力するアプリケーションでは、バンディングを実装できます (バンディングは、印刷する目的で出力を小さな部分に分割することです)。
SetTargetDevice メンバー関数を使用すると、リッチ エディット コントロールによるテキストの書式設定のターゲット デバイスを指定できます。 この関数は、WYSIWYG (What You See Is What You Get) での書式設定に役立ちます。この場合、アプリケーションは画面のフォント メトリックではなく既定のプリンターのフォント メトリックを使用して、テキストを配置します。