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日時指定コントロールの通知メッセージの処理

ユーザーが日付と時刻の選択コントロールを操作すると、コントロール (CDateTimeCtrl) から親ウィンドウ (通常はビュー オブジェクトかダイアログ オブジェクト) に通知メッセージが送信されます。 応答として何らかの操作を行う場合は、これらのメッセージを処理します。 たとえば、ユーザーが日付と時刻の選択画面を開いて埋め込み月間予定表コントロールを表示すると、DTN_DROPDOWN 通知が送信されます。

クラス ウィザードを使用して、実装するメッセージの親クラスに通知ハンドラーを追加します。

日付と時刻の選択コントロールで送信される通知を一覧で説明します。

  • DTN_DROPDOWN。埋め込み月間予定表コントロールが表示されようとしていることを親に通知します。 この通知が送信されるのは、DTS_UPDOWN スタイルが設定されていないときだけです。 この通知の詳細については、「埋め込み月間予定表コントロールへのアクセス」を参照してください。

  • DTN_CLOSEUP。埋め込み月間予定表コントロールが閉じられようとしていることを親に通知します。 この通知が送信されるのは、DTS_UPDOWN スタイルが設定されていないときだけです。

  • DTN_DATETIMECHANGE。コントロールに変更が生じたことを親に通知します。

  • DTN_FORMAT。テキストをコールバック フィールドで表示する必要があることを親に通知します。 この通知とコールバック フィールドの詳細については、「日時指定コントロールでのコールバック フィールドの使い方」を参照してください。

  • DTN_FORMATQUERY。コールバック フィールドに表示される文字列の最大許容サイズを指定するよう親に要求します。 この通知を処理することにより、コントロールは常に正しく出力を表示し、コントロールの表示内のちらつきを抑えることができます。 この通知の詳細については、「日時指定コントロールでのコールバック フィールドの使い方」を参照してください。

  • DTN_USERSTRING。日付と時刻の選択コントロールの内容に対するユーザーの編集が完了したことを親に通知します。 この通知が送信されるのは、DTS_APPCANPARSE スタイルが設定されているときだけです。

  • DTN_WMKEYDOWN。ユーザーによってコールバック フィールドへの入力が行われていることを親に通知します。 日付と時刻の選択コントロールの非コールバック フィールドでサポートされる同じキーボード応答をエミュレートするには、この通知を処理します。 この通知の詳細については、日付と時刻の選択コントロールにおけるコールバック フィールドのサポートに関する Windows SDK ページを参照してください。

関連項目

CDateTimeCtrl の使い方
コントロール