テスト コンテナーでのプロパティとイベントのテスト

テスト コンテナー アプリケーションは、Visual C++ に付属の ActiveX コントロールのコンテナーです。ActiveX コントロールのテストおよびデバッグに使用されます。 テスト コンテナーを使用すると、コントロール開発者は、プロパティの変更、メソッドの呼び出し、イベントの開始などを通じて、コントロールの機能をテストできます。 テスト コンテナーでは、データ バインディング通知のログを表示できるほか、ActiveX コントロールの永続化機能をテストするための機能も提供されます。プロパティをストリームまたはサブストレージに保存し、再度読み込み、格納されているストリーム データを確認することができます。 このセクションでは、テスト コンテナーの基本的な機能を使用する方法について説明します。 詳細については、テスト コンテナーの実行中に [ヘルプ] メニューを選択してください。

ActiveX コントロール テスト コンテナーにアクセスするには

1. TstCon サンプル (ActiveX コントロール テスト コンテナー) をビルドします。

ActiveX コントロールをテストするには

1. テスト コンテナーの [編集] メニューで、[新しいコントロールを挿入] をクリックします。

2. [コントロールの挿入] ボックスで、目的のコントロールを選択し、[OK] をクリックします。 コントロールが、コントロール コンテナーに表示されます。

   Note

   コントロールが [コントロールの挿入] ダイアログ ボックスに表示されていない場合は、テスト コンテナーの [ファイル] メニューの [コントロールの登録] コマンドで、登録済みであるか確認する必要があります。

この時点で、コントロールのプロパティまたはイベントをテストできます。

プロパティをテストするには

1. [コントロール] メニューで [メソッドの呼び出し] をクリックします。

2. [メソッド名] ボックスの一覧で、テストするプロパティの PropPut メソッドを選択します。

3. [パラメーター値] または [パラメーターの種類] を変更し、[値の設定] ボタンをクリックします。

4. [呼び出し] をクリックして、新しい値をオブジェクトに適用します。

   これで、プロパティに新しい値が含まれるようになりました。

イベントをテストし、イベント情報の送信先を指定するには

1. [オプション] メニューで、[ログ記録] をクリックします。

2. イベント情報の送信先を指定します。

関連項目

MFC ActiveX コントロール
方法 : ActiveX コントロールをデバッグする