TOOLTIPTEXT 構造体
ツール ヒント通知ハンドラーを作成する場合は、TOOLTIPTEXT 構造体を使用する必要があります。 TOOLTIPTEXT 構造体のメンバーは次のとおりです。
typedef struct {
NMHDR hdr; // required for all WM_NOTIFY messages
LPTSTR lpszText; // see below
TCHAR szText[80]; // buffer for tool tip text
HINSTANCE hinst; // see below
UINT uflags; // flag indicating how to interpret the
// idFrom member of the NMHDR structure
// that is included in the structure
} TOOLTIPTEXT, FAR *LPTOOLTIPTEXT;
hdr
テキストが必要なツールを識別します。 この構造体に必要な唯一のメンバーは、コントロールのコマンド ID です。 コントロールのコマンド ID は、構文 hdr.idFrom を使用してアクセスされる、NMHDR 構造体の idFrom メンバーに含まれます。 NMHDR 構造体のメンバーの説明については、「NMHDR」を参照してください。
lpszText
ツールのテキストを受け取る文字列のアドレス。
szText
ツール ヒント テキストを受け取るバッファー。 アプリケーションは、文字列アドレスを指定する代わりに、このバッファーにテキストをコピーできます。
hinst
ツール ヒント テキストとして使用される文字列が格納されるインスタンスのハンドル。 lpszText がツール ヒント テキストのアドレスの場合は、このメンバーが NULL になります。
TTN_NEEDTEXT 通知メッセージを処理するときに、次のいずれかの方法で表示される文字列を指定します。
szText メンバーによって指定されたバッファーにテキストをコピーします。
テキストが格納されるバッファーのアドレスを lpszText メンバーにコピーします。
文字列リソースの識別子を lpszText メンバーにコピーし、リソースが格納されるインスタンスのハンドルを hinst メンバーにコピーします。