exception
クラス
このクラスは、特定の式と C++ 標準ライブラリによってスローされたすべての例外の基底クラスとして機能します。
構文
class exception {
public:
exception();
exception(const char* const &message);
exception(const char* const &message, int);
exception(const exception &right);
exception& operator=(const exception &right);
virtual ~exception();
virtual const char *what() const;
};
解説
具体的には、この基底クラスは <stdexcept>
で定義されている標準的な例外クラスのルートです。 what
によって返される C の文字列値は、既定のコンストラクターによって未指定のまま残されますが、特定の派生クラスのコンストラクターによって実装定義された C の文字列として定義される場合があります。 このメンバー関数は、いずれも例外をスローしません。
int
パラメーターでは、メモリを割り当てる必要がないことを指定できます。 int
の値は無視されます。
Note
コンストラクター exception(const char* const &message)
と exception(const char* const &message, int)
は、C++ 標準ライブラリに対する Microsoft 拡張機能です。
例
exception
クラスから継承する標準の例外クラスの使用例については、<stdexcept>
で定義されているクラスを参照してください。