high_resolution_clock
構造体
実現可能な最小のティック間隔で high_resolution クロックを表します。 具体的には、この間隔はナノ秒 (つまり ratio<1, 1000000000>
) です。
Microsoft の実装では、high_resolution_clock
は steady_clock
の同意語です。
構文
using high_resolution_clock = steady_clock;
メンバー
便利な型のエイリアス
名前 | 説明 |
---|---|
high_resolution_clock::duration |
Microsoft の実装では、nanoseconds の同意語で、duration<long long, nano> と定義されます。 10 億分の 1 秒単位で測定された期間を表します。 |
high_resolution_clock::period |
Microsoft の実装では、nano の同意語で、std::ratio<1i64, 1000000000i64> と定義されます。 期間の各ティック間の時間を 10 億分の 1 秒単位で表します。 |
high_resolution_clock::rep |
long long の同意語。これは、Microsoft の実装では、high_resolution_clock::duration 内のクロック ティック数を表すために使用する型です。 |
high_resolution_clock::time_point |
time_point<steady_clock> と同義。 このクロックの time_point を表す場合に使用します。 |
関数
名前 | 説明 |
---|---|
now |
現在の high_resolution_clock 時間を返します。 |
定数
名前 | 説明 |
---|---|
is_steady |
true を保持します。 high_resolution_clock は安定しています。 つまり、このクロックを使用すると、イベントの前の時間、イベントの後の時間、およびイベントの継続時間を取得し、それらを確実に減算してイベントの時間を取得できます。その間に、クロックが調整されることがないためです。 |
関連項目
<chrono>
file_clock class
gps_clock class
local_t
構造体
steady_clock
構造体
system_clock
構造体
tai_clock
クラス
utc_clock
クラス
ヘッダー ファイル リファレンス