istrstream クラス
クラス strstreambuf のストリーム バッファーからの、要素とエンコードされたオブジェクトの抽出を制御するオブジェクトを表します。
構文
class istrstream : public istream
解説
このオブジェクトは、クラス strstreambuf
のオブジェクトを格納します。
Note
このクラスは非推奨とされます。 代わりに、istringstream または wistringstream を使用することを検討してください。
コンストラクター
コンストラクター | 説明 |
---|---|
istrstream | istrstream 型のオブジェクトを構築します。 |
メンバー関数
メンバー関数 | 説明 |
---|---|
rdbuf | ストリームの関連付けられた strstreambuf オブジェクトへのポインターを返します。 |
str | freeze を呼び出し、被制御シーケンスの先頭へのポインターを返します。 |
要件
ヘッダー:<strstream>
名前空間: std
istrstream::istrstream
istrstream
型のオブジェクトを構築します。
explicit istrstream(
const char* ptr);
explicit istrstream(
char* ptr);
istrstream(
const char* ptr,
streamsize count);
istrstream(
char* ptr,
int count);
パラメーター
count
バッファー (ptr) の長さ。
ptr
バッファーが初期化されているコンテンツ。
解説
すべてのコンストラクターは、istream(sb) を呼び出すことにより基本クラスを初期化します。ここで、sb
は strstreambuf クラスの格納されているオブジェクトです。 最初の 2 つのコンストラクターは、(strstreambuf( ( const char *) ptr, 0 )
) を呼び出すことによって sb
の初期化も行います。 残りの 2 つのコンストラクターは、代わりに (strstreambuf( ( const char *) ptr, count )
) を呼び出します。
istrstream::rdbuf
ストリームの関連付けられた strstreambuf オブジェクトへのポインターを返します。
strstreambuf *rdbuf() const
戻り値
ストリームの関連付けられた strstreambuf オブジェクトへのポインター。
解説
このメンバー関数は、ポインター型の格納されたストリーム バッファーのアドレスを strstreambuf に返します。
例
rdbuf
の使用例は、strstreambuf::pcount をご覧ください。
istrstream::str
freeze を呼び出し、被制御シーケンスの先頭へのポインターを返します。
char *str();
戻り値
被制御シーケンスの先頭へのポインター。
解説
例
str
の使用例は、strstream::str をご覧ください。
関連項目
istream
C++ 標準ライブラリ内のスレッド セーフ
iostream プログラミング
iostreams の規則