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leap_second クラス

leap_second は、挿入されたうるう秒の日付と値を表します。 ライブラリは、タイム ゾーン データベースの初期化の一部として leap_second オブジェクトを作成します。 作成されたオブジェクトへの const アクセスを提供します。 leap_second オブジェクトを構築またはコピーすることはできません。既定の移動コンストラクターまたは既定の移動代入演算子を使用すると、未定義の動作が発生します。

構文

class leap_second  // Since C++20

メンバー

名前 説明
コンストラクター leap_second を構築します
date うるう秒が挿入された日時を取得します。
value 挿入されたうるう秒の正または負の数を取得します。

必要条件

ヘッダー:<chrono>

Microsoft C++ では、Visual Studio 2019 バージョン 16.10 以降の leap_second クラスをサポートしています。 leap_second クラスは C++20 機能です。 /std:c++latest コンパイラ オプションが必要です。

国際標準本文では、新しいうるう秒を考慮する必要があるタイミングを指定します。 これらの変更のデータベースは、Windows 10 バージョン 1809 以降、および Windows Server 2019 以降で追加されました。

名前空間std::chrono:

コンパイラ オプション:/std:c++latest

Constructor

leap_second を構築します。

leap_second(const leap_second& ls) = default;

パラメーター

ls
このオブジェクトがコピーとなる leap_second

解説

既存の leap_second をコピーする場合を除き、leap_second オブジェクトを構築することはできません。 leap_second インスタンスはライブラリによって提供されます。 通常は作成しません。

date

うるう秒が挿入された日時を取得します。

constexpr sys_seconds date() const noexcept;  // Since C++20

戻り値

うるう秒が挿入された日時を含む date を返します。

解説

Microsoft C++ では、Visual Studio 2019 バージョン 16.10 以降の leap_second::date をサポートしています。 関数は、/std:c++latest コンパイラ オプションを必要とする C++20 機能です。

name

この leap_second の名前を取得します。

constexpr seconds value() const noexcept;  // Since C++20

戻り値

正または負のどちらのうるう秒が挿入されたかを示す +1s または -1s を返します。

解説

Microsoft C++ では、Visual Studio 2019 バージョン 16.10 以降の leap_second::value をサポートしています。 関数は、/std:c++latest コンパイラ オプションを必要とする C++20 機能です。

関連項目

<chrono>
get_leap_second_info 関数
leap_second_info 構造体
ヘッダー ファイル リファレンス