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mask_array クラス

valarray オブジェクトのサブセットであるオブジェクトをサポートする内部補助クラス テンプレート。サブセット配列間の操作を提供することで、ブール式で指定します。

解説

クラスは、クラス valarray<Type>のオブジェクト vaへの参照と、valarray<Type> オブジェクトから選択する要素のシーケンスを記述するクラス valarray<bool>のオブジェクト baを格納するオブジェクトを記述します。

mask_array<Type> オブジェクトを構築するには、va[ba] という形式の式を記述するだけです。 mask_array クラスのメンバー関数は、valarray<Type> に対して定義されている、対応する関数のシグネチャのように動作しますが、選択された要素のシーケンスのみが影響を受ける点が異なります。

シーケンスは最大で ba.size 個の要素で構成されます。 要素 J は、 ba[J]trueされている場合にのみ含まれます。 シーケンスには、batrue要素と同じ数の要素があります。 Iba内の最下位の true 要素のインデックスである場合、va[I]は選択したシーケンス内の要素 0 になります。

// mask_array.cpp
// compile with: /EHsc
#include <valarray>
#include <iostream>

int main( )
{
   using namespace std;
   int i;

   valarray<int> va ( 10 );
   for ( i = 0 ; i < 10 ; i += 2 )
      va [ i ] =  i;
   for ( i = 1 ; i < 10 ; i += 2 )
      va [ i ] =  -1;

   cout << "The initial operand valarray is:  ( ";
      for ( i = 0 ; i < 10 ; i++ )
         cout << va [ i ] << " ";
   cout << ")." << endl;

   // Use masked subsets to assign a value of 10
   // to all elements grrater than 3 in value
   va [va > 3 ] = 10;
   cout << "The modified operand valarray is:  ( ";
      for ( i = 0 ; i < 10 ; i++ )
         cout << va [ i ] << " ";
   cout << ")." << endl;
}

出力

The initial operand valarray is:  (0 -1 2 -1 4 -1 6 -1 8 -1).
The modified operand valarray is:  (0 -1 2 -1 10 -1 10 -1 10 -1).

要件

ヘッダー:<valarray>

名前空間: std

関連項目

C++ 標準ライブラリ内のスレッド セーフ