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WorksheetFunction.F_Inv_RT(Double, Double, Double) メソッド

定義

F 分布の右側確率関数の逆関数の値を返します。 つまり、確率 = F_DIST_RT(x,...) であるとき、F_INV_RT(確率,...) = x という関係が成り立ちます。

public:
 double F_Inv_RT(double Arg1, double Arg2, double Arg3);
public double F_Inv_RT (double Arg1, double Arg2, double Arg3);
Public Function F_Inv_RT (Arg1 As Double, Arg2 As Double, Arg3 As Double) As Double

パラメーター

Arg1
Double

確率: F 累積分布に関連する確率を指定します。

Arg2
Double

自由度 1: 自由度の分子を指定します。

Arg3
Double

自由度 2: 自由度の分母を指定します。

戻り値

注釈

F 確率分布は、2 組のデータのばらつきを比較する F 検定で使用されます。 たとえば、合衆国と日本の労働者の年収を比較し、両国で年収の分布に類似性があるかどうかを分析することができます。

引数が数値以外の場合、 F_Inv_RT は #VALUE を返します。 が返されます。

確率 < 0 または確率 > 1 の場合、 F_Inv_RT は #NUM を返します。 が返されます。

自由度 1 または自由度 2 に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。

degrees_freedom1 < 1 または degrees_freedom1 ≥ 10^10 の場合、 F_Inv_RT は #NUM を返します。 が返されます。

degrees_freedom2 < 1 または degrees_freedom2 ≥ 10^10 の場合、 F_Inv_RT は #NUM を返します。 が返されます。

F_Inv_RT を使用して、F 分布から重要な値を返すことができます。 たとえば、ANOVA 関数の戻り値には、F 統計量、F 確率、有意水準が 0.05 である F 境界値に対するデータが含まれることがよくあります。 F の臨界値を返すには、 F_Inv_RTする確率引数として有意水準を使用します。

確率の値 を指定すると、F_Inv_RT は、F_DIST_RT(x, degrees_freedom1, degrees_freedom2) = 確率になるように、その値 x をシークします。 したがって、 F_Inv_RT の精度は の F_Dist_RT(Double, Double, Double)精度に依存します。 F_Inv_RT は反復的な検索手法を使用します。 64 回反復計算を繰り返しても計算結果が収束しない場合、エラー値 #N/A が返されます。

適用対象