AddDataAnnotationsValidation メソッドの廃止
ASP.NET Core 6 以降、拡張メソッド EditContextDataAnnotationsExtensions.AddDataAnnotationsValidation(EditContext) は廃止としてマークされています。 開発者は、代わりに新しい拡張メソッド、EditContextDataAnnotationsExtensions.EnableDataAnnotationsValidation
を使用する必要があります。
これら 2 つの API の唯一の違いは、それらの戻り値です。
EditContext AddDataAnnotationsValidation(this EditContext editContext) { ... }
IDisposable EnableDataAnnotationsValidation(this EditContext editContext) { ... }
導入されたバージョン
ASP.NET Core 6.0
以前の動作
以前の API の AddDataAnnotationsValidation(EditContext) では、その EditContext
(fluent API の一種) が返されます。
新しい動作
新しい API の EnableDataAnnotationsValidation
では、IDisposable が返され、この破棄では EditContext
からデータ注釈の検証サポートを削除できます。
変更理由
データ注釈の検証のサポートを、追加後に削除したい場合があります。 以前の API には、内部イベント サブスクリプションを格納する場所がなかったため、これは実行できませんでした。 新しい API では、破棄時にデータ注釈の検証サポートを削除するのに必要な、状態が保持されたオブジェクトが返されます。
推奨アクション
ほとんどのアプリケーションには、変更の必要はありません。 これらの拡張メソッドは、まれで高度なケースで直接使用します。 お使いのアプリが、このメソッドを直接呼び出すのではなく、<DataAnnotationsValidator>
コンポーネントを使用している場合は、変更の必要はありません。
ただし、editContext.AddDataAnnotationsValidation()
を呼び出す場合は、その呼び出しを editContext.EnableDataAnnotationsValidation()
に置き換えます。 必要に応じて、呼び出しの影響を元に戻す場合、返された新しい IDisposable
オブジェクトをキャプチャし、それを後で破棄します。
影響を受ける API
.NET