Arm64 でエミュレートされた x64 のインストール場所
.NET SDK とランタイムの x64 バージョンの Arm64 ハードウェア上のインストール場所を移動しました。
以前は、x64 バージョンと Arm64 バージョンが同じ場所にインストールされたため、破損した状態になりました。 さらに、両方のインストールに PATH
環境変数の値が設定されるため、インストールの順序によっては、既定で使用される dotnet
コマンドの予期しないバージョンが存在する可能性がありました。
導入されたバージョン
.NET 6 RC 2
以前の動作
以前のバージョンでは、.NET SDK とランタイムの Arm64 バージョンと x64 バージョンの両方が Arm64 ハードウェア上の同じ場所にインストールされました。
- macOS: /usr/local/share/dotnet
- Windows: %ProgramFiles%\dotnet
このため、一方のバージョンのみがインストールされた場合は機能しましたが、両方がインストールされると完全に破損しました。
新しい動作
.NET 6 では、.NET の x64 バージョンが、Arm64 ハードウェア上の x64 という名前のサブフォルダーにインストールされます。
- macOS: /usr/local/share/dotnet/x64
- Windows: %ProgramFiles%\dotnet\x64
詳細については、インストール場所に関するページをご覧ください。
カテゴリの変更
この変更はソースの互換性に影響を与えることがあります。
変更理由
この変更を行わないと、.NET SDK と .NET ランタイムの x64 バージョンと Arm64 バージョンが Arm64 ハードウェア上の同じ場所にインストールされます。 これにより、完全に破損した状態になります。 今回の変更により、x64 と Arm64 の両方に対して同時に開発できるようになります。
推奨アクション
dotnet
コマンドの x64 バージョンの使用が必要な場合は、そのファイル パスを PATH
環境変数に手動で追加します。
影響を受ける API
N/A
関連項目
.NET