方法: アプリケーション間でドラッグ アンド ドロップ操作を実行する

アプリケーション間でのドラッグ アンド ドロップ操作の実行は、アプリケーション内での場合と同じですが、両方のアプリケーションが AllowedEffect プロパティと Effect プロパティの間で確立された "契約" に従って動作する必要があります。

次の手順では、作成した Windows ベースのアプリケーションと、Windows オペレーティング システムに含まれるワードパッドというワード プロセッサを使用して、アプリケーション間でのドラッグ アンド ドロップ操作を行います。 ワードパッドには、ドラッグ アンド ドロップされたテキストに対して実行できる処理のセットが定義されています。コードを記述する Windows ベースのアプリケーションはこれらの効果に従って動作するため、ドラッグ アンド ドロップ操作を正常に完了できます。

アプリケーション間でドラッグ アンド ドロップ手順を実行するには

1. 新しい Windows フォーム アプリケーションを作成します。

2. フォームに TextBox コントロールを追加します。

3. ドロップされたデータを受け取るように TextBox コントロールを設定します。

   詳細については、「チュートリアル: Windows フォームにおけるドラッグ アンド ドロップ操作の実行」を参照してください。

4. 作成した Windows ベースのアプリケーションを実行し、アプリケーションの実行中にワードパッドを起動します。

   ワードパッドは、Windows によってインストールされるテキスト エディターであり、ドラッグ アンド ドロップ操作をサポートします。 ワードパッドを起動するには、 [スタート] ボタンをクリックし、 [ファイル名を指定して実行] を選択し、 [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスのテキスト ボックスに「WordPad」と入力し、 [OK] をクリックします。

5. ワードパッドが起動したら、テキストの文字列を入力します。

6. マウスを使用してテキストを選択し、選択したテキストを Windows ベースのアプリケーションの TextBox コントロールにドラッグします。

   マウスを TextBox コントロールに移動すると (そして、その結果 DragEnter イベントが発生すると)、マウス ポインターの形が変化し、選択したテキストを TextBox コントロールにドロップできます。

   また、テキスト文字列をワードパッドにドラッグ アンド ドロップできるように TextBox コントロールを設定することもできます。 詳細については、「チュートリアル: Windows フォームにおけるドラッグ アンド ドロップ操作の実行」を参照してください。

関連項目

• 方法: クリップボードにデータを追加する
• 方法: クリップボードからデータを取得する
• ドラッグ アンド ドロップ操作とクリップボードのサポート