次の方法で共有

グラフィックス サービスの 3 つのカテゴリ

  • [アーティクル]

Windows フォームのグラフィックス オファリングは、次の 3 つの大きなカテゴリに分類されます。

  • 2 次元 (2-D) ベクター グラフィックス

  • イメージング

  • 文字体裁

2 次元ベクター グラフィックス

直線、曲線、および図形などの 2 次元ベクター グラフィックスは、座標系上のポイントのセットによって指定されるプリミティブです。 たとえば、直線は 2 つのエンドポイントによって指定され、四角形は左上隅の位置を示すポイントと幅と高さを示す数値のペアによって指定されます。 単純なパスは、直線で結ばれたポイントの並びによって指定されます。 ベジエ スプラインは、4 つのコントロール ポイントよって指定される高度な曲線です。

GDI+ には、プリミティブ自体に関する情報を格納するクラスと構造体、プリミティブの描画方法に関する情報を格納するクラス、および描画を実際に実行するクラスが用意されています。 たとえば、Rectangle 構造体には四角形の位置とサイズが格納されます。Pen クラスには、線の色、線の幅、および線のスタイルに関する情報が格納されます。Graphics クラスでは、直線、四角形、パス、およびその他の図形を描画するためのメソッドが用意されます。 また、いくつかの Brush クラスもあり、閉じた図やパスを色またはパターンで塗りつぶす方法に関する情報が格納されます。

グラフィックス コマンドのシーケンスであるベクター イメージはメタファイルに記録できます。 GDI+ によって、メタファイルの記録、表示、および保存のための Metafile クラスが用意されています。 MetafileHeader クラスと MetaHeader クラスを使用すると、メタファイル ヘッダーに格納されているデータを検査できます。

イメージング

ベクター グラフィックスの手法では、特定の種類の画像を表示するのが困難または不可能です。 たとえば、ツールバー ボタンの画像やアイコンとして表示される画像は、直線と曲線のコレクションとして指定するのが困難です。 混雑した野球場の高解像度デジタル写真は、ベクター手法を使用して作成するのはさらに困難です。 このような種類のイメージはビットマップとして格納されます。これは、画面上の個々のドットの色を表す数値の配列です。 GDI+ には、ビットマップを表示、操作、および保存するための Bitmap クラスが用意されています。

文字体裁

文字体裁は、さまざまなフォント、サイズ、スタイルでテキストを表示することです。 GDI+ では、この複雑なタスクが広範にサポートされます。 GDI+ の新機能の 1 つは、サブピクセル アンチエイリアシングです。これにより、LCD 画面に表示されるテキストがより滑らかになります。

さらに、Windows フォームには、TextRenderer クラスの GDI 機能を使用してテキストを描画するオプションが用意されています。

関連項目