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方法: Windows フォーム FolderBrowserDialog コンポーネントを使用してフォルダーを選択する

多くの場合、作成した Windows アプリケーション内で、フォルダーを選択するようにユーザーに促す必要があります。とりわけ、一連のファイルを保存するように求める場合が多いです。 Windows フォームの FolderBrowserDialog コンポーネントを利用すれば、この作業を簡単に完了できます。

FolderBrowserDialog コンポーネントを使用してフォルダーを選択するには

  1. プロシージャで、FolderBrowserDialog コンポーネントの DialogResult プロパティを調べ、ダイアログ ボックスが閉じられた方法を確認し、FolderBrowserDialog コンポーネントの SelectedPath プロパティの値を取得します。

  2. ダイアログ ボックスのツリー ビュー内に表示される一番上のフォルダーを設定する必要がある場合は、RootFolder プロパティを設定します。このプロパティは、Environment.SpecialFolder 列挙型のメンバーを受け取ります。

  3. また、Description プロパティを設定できます。このプロパティによって、フォルダー ブラウザーのツリー ビューの一番上に表示されるテキスト文字列が指定されます。

    下の例では、Visual Studio でプロジェクトを作成したときに、それを保存するフォルダーの選択が求められるのと同じように、FolderBrowserDialog コンポーネントを使用してフォルダーを選択します。 この例では、フォームの TextBox コントロールにフォルダー名が表示されます。 エラーやその他の問題が発生した場合に、ユーザーが選択内容を編集できるように、TextBox コントロールなど、編集可能な領域に場所を配置することをお勧めします。 この例では、FolderBrowserDialog コンポーネントと TextBox コントロールが含まれるフォームを想定しています。

    Public Sub ChooseFolder()
        If FolderBrowserDialog1.ShowDialog() = DialogResult.OK Then
            TextBox1.Text = FolderBrowserDialog1.SelectedPath
        End If
    End Sub
    
    public void ChooseFolder()
    {
        if (folderBrowserDialog1.ShowDialog() == DialogResult.OK)
        {
            textBox1.Text = folderBrowserDialog1.SelectedPath;
        }
    }
    
    public:
       void ChooseFolder()
       {
          if (folderBrowserDialog1->ShowDialog() == DialogResult::OK)
          {
             textBox1->Text = folderBrowserDialog1->SelectedPath;
          }
       }
    

    重要

    このクラスを使用するには、FileIOPermissionAccess 列挙型の一部である PathDiscovery プロパティによって付与される特権レベルがアセンブリに必要です。 部分的に信頼されたコンテキストで実行している場合、プロセスは、特権がないため例外をスローする可能性があります。 詳しくは、「コード アクセス セキュリティの基礎」をご覧ください。

ファイルの保存方法については、「方法: SaveFileDialog コンポーネントを使用してファイルを保存する」を参照してください。

関連項目