単純バインド コントロールを作成する (Windows フォーム .NET)
単純データ バインディングを使うと、データセット テーブルからの列値など、1 つのデータ要素をフォームのコントロールに表示できます。 コントロールのあらゆるプロパティをデータ値に単純バインドできます。
コントロールを単純バインドするには
Visual Studio で、フォーム上のコントロールを選択し、 [プロパティ] ウィンドウを表示します。
DataBindings プロパティを展開します。
DataBindings プロパティの下には、バインドされているプロパティが表示されます。 たとえば、ほとんどのコントロールでは、Text プロパティが頻繁にバインドされます。
バインドするプロパティが一般的にバインドされるプロパティではない場合、[詳細設定] ボックスの省略記号ボタン () を選ぶと、そのコントロールのプロパティの完全な一覧を含む [フォーマットと詳細バインド] ダイアログ ボックスが表示されます。
バインドするプロパティを選び、[バインド] の下にあるドロップダウン矢印を選びます。 使用できるデータ ソースの一覧が表示されます。
目的の 1 つのデータ要素が見つかるまで、バインド先のデータ ソースを展開します。 たとえば、データセットのテーブル内の列の値にバインドする場合は、データセットの名前を展開し、次にテーブル名を展開して、列名を表示します。
バインド先にする要素の名前を選択します。
[フォーマットと詳細バインド] ダイアログで操作していた場合、[OK] を選ぶと、[プロパティ] ウィンドウに戻ります。
コントロールの追加プロパティをバインドする場合、手順 3 から 7 を繰り返します。
Note
単純バインドのコントロールには、データ要素が 1 つだけ表示されるため、単純バインド コントロールがある Windows フォームにナビゲーション ロジックを含めるのが一般的です。
バインド コントロールを作成して表示データの書式を設定する
Windows フォームのデータ バインディングでは、[フォーマットと詳細バインド] ダイアログを使ってデータ バインディング コントロールに表示されるデータの書式を設定できます。
Visual Studio で、フォーム上のコントロールを選び、[プロパティ] ウィンドウを開きます。
DataBindings プロパティを展開し、[詳細設定] ボックスで省略記号ボタン () を選ぶと、[フォーマットと詳細バインド] ダイアログが表示されます。このボックスには、そのコントロールのすべてのプロパティが一覧表示されます。
バインドするプロパティを選択し、 [バインド] 矢印を選択します。
使用できるデータ ソースの一覧が表示されます。
目的の 1 つのデータ要素が見つかるまで、プロパティのバインド先のデータ ソースを展開します。
たとえば、データセットのテーブル内の列の値にバインドする場合は、データセットの名前を展開し、次にテーブル名を展開して、列名を表示します。
バインド先にする要素の名前を選択します。
[形式の種類] ボックスで、コントロールに表示されるデータに適用する形式を選択します。
どの形式でも、データ ソースに DBNull が含まれている場合には、コントロールに表示する値を指定できます。 それ以外の場合、オプションは、選ぶ形式の種類に応じて多少変わります。 次の表に、形式の種類とオプションを示します。
形式の種類 書式設定のオプション 書式設定なし オプションなし。 数値 [小数点以下桁数] アップダウン コントロールを使用し、小数点以下の桁数を指定します。 Currency [小数点以下桁数] アップダウン コントロールを使い、小数点以下の桁数を指定します。 Date Time [型] 選択ボックスでいずれかの項目を選び、日付と時刻の表示方法を選びます。 [指数] [小数点以下桁数] アップダウン コントロールを使い、小数点以下の桁数を指定します。 Custom カスタム書式指定文字列を使うように指定します。
詳細については、型の書式設定に関するページをご覧ください。 注: カスタム書式指定文字列を使った場合、データ ソースとバインド コントロールの間を往復したときにデータが正常に維持される保証はありません。 その代わりに、バインディングで Parse イベントまたは Format イベントを処理し、イベント処理コードでカスタム書式を適用します。[OK] を選んで [フォーマットと詳細バインド] ダイアログを閉じ、[プロパティ] ウィンドウに戻ります。
関連項目
.NET Desktop feedback
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