<iriParsing> 要素 (Uri 設定)
International Resource Identifier (IRI) 解析が、Uri に適用されるかどうか、および IRI の解析規則が適用されるどうかを指定します。
configuration
<uri>
<iriParsing>
構文
<iriParsing
enabled="true|false"
/>
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
要素 | 説明 |
---|---|
enabled |
IRI 解析を有効にするかどうかを指定します。 既定値は false です。 |
子要素
なし
親要素
要素 | 説明 |
---|---|
uri | .NET Framework での Uniform Resource Identifier (URI) を使用して表現された Web アドレスの処理方法を指定するための設定が含まれています。 |
解説
既存の Uri クラスは .NET Framework 3.5 で拡張されています。 3.0 SP1 と 2.0 SP1 では、International Resource Identifier (IRI) と国際化ドメイン名 (IDN) がサポートされます。 現在のユーザーは、自分で明確に IRI と IDN のサポートを有効にしない限り、.NET Framework 2.0 の動作からの変更に気付きません。 これにより、.NET Framework の以前のバージョンとのアプリケーションの互換性を保証します。
IRI のサポートを有効にするには、次の 2 つの変更が必要です。
.NET Framework 2.0 ディレクトリの下にある machine.config ファイルに次の行を追加します。
<section name="uri" type="System.Configuration.UriSection, System, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089" />
IRI 解析規則を適用するかどうかを指定します。 これは、machine.config ファイルまたは app.config ファイルで指定できます。
IRI 解析を有効にすると (iriParsing enabled = true
)、RFC 3987 の最新の IRI 規則に従って、正規化と文字チェックが実行されます。 既定値は false
であり、RFC 2396 と RFC 3986 (IPv6 リテラルの場合) に従って、正規化と文字チェックが実行されます。
構成ファイル
この要素は、アプリケーション構成ファイルまたはマシン構成ファイル (Machine.config) で使用できます。
例
説明
次の例では、IRI 解析と IDN 名をサポートするために Uri クラスで使用される構成を示します。
コード
<configuration>
<uri>
<idn enabled="All" />
<iriParsing enabled="true" />
</uri>
</configuration>
関連項目
.NET