ICorDebugController::HasQueuedCallbacks メソッド
指定されたスレッドのキューに現在マネージド コールバックが入っているかどうかを示す値を取得します。
構文
HRESULT HasQueuedCallbacks (
[in] ICorDebugThread *pThread,
[out] BOOL *pbQueued
);
パラメーター
pThread
[in]スレッドを表す "ICorDebugThread" オブジェクトへのポインター。
pbQueued
[out]マネージド コールバックが指定されたスレッドに対して現在キューに登録されている場合に true
される値へのポインター。それ以外の場合は false
。
pThread
パラメーターに null が指定されている場合、現在任意のスレッドのキューに入れられているマネージド コールバックがある場合は、HasQueuedCallbacks
は true
を返します。
解説
コールバックは、ICorDebugController::Continue が呼び出されるたびに、一度に 1 つずつディスパッチされます。 デバッガーでは、同時に発生する複数のデバッグ イベントを報告する場合に、このフラグをチェックできます。
デバッグ イベントがキューに入っている場合は、既に発生しているため、デバッガーはキュー全体をドレインして、デバッグ対象の状態を確認する必要があります。 (キューをドレインするには、ICorDebugController::Continue
を呼び出します。)たとえば、キューにスレッド X の 2 つのデバッグ イベントが含まれていて、デバッガーが最初のデバッグ イベントの後にスレッド X を中断してから ICorDebugController::Continue
を呼び出した場合は、スレッドが中断されていても、スレッド X の 2 番目のデバッグ イベントがディスパッチされます。
必要条件
:「システム要件」を参照してください。
ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h
ライブラリ: CorGuids.lib
.NET Framework のバージョン: 1.0 以降で使用可能
関連項目
.NET