ピア チャネルは、Windows Communication Foundation (WCF) のマルチパーティ、ピア ツー ピア (P2P) 通信テクノロジです。 アプリケーション開発者向けに、セキュリティで保護されたスケーラブルなメッセージ ベースの P2P 通信チャネルを提供します。 ピア チャネルの利点を得られるマルチパーティ アプリケーションの一般的な例の 1 つは、チャットなどのコラボレーション アプリケーションです。ユーザーのグループが、サーバーなしでピアツーピア方式で互いにチャットします。 ピア チャネルを使用すると、コンシューマーシナリオとエンタープライズ シナリオの両方で、P2P コラボレーション、コンテンツ配布、負荷分散、分散処理が可能になります。
ピア チャネルは、すべての WCF と同様に、Windows Vista では既定で有効になっています。 ピア チャネル クラスにアクセスするには、System.ServiceModel.dll への参照をプロジェクトに追加します。
次のセクションでは、ピア ツー ピア ネットワークとピア チャネル クラスを使用してピア対応ネットワーク アプリケーションを作成する方法について説明します。
このセクションにて
ピア チャネル シナリオ: 発行/サブスクリプション メッセージング、コラボレーション、分散処理、ゲームなど、ピア チャネル API でサポートされる開発シナリオについて説明します。
ピア チャネルの概念: ピア メッシュ、ピア ノード、ピア チャネル セキュリティ、ピア リゾルバーについて説明します。
ピア チャネル アプリケーションの構築: ピア チャネル アプリケーションの開発に関するガイダンスを提供します。