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ProgressBar コントロールの概要 (Windows フォーム)

重要

ToolStripProgressBar コントロールは、ProgressBar コントロールに代わると共に追加の機能を提供します。ただし、ProgressBar コントロールは、下位互換性を保つ目的および将来使用する目的で保持されます。

Windows フォームの ProgressBar コントロールを使用すると、水平バー内に適切な数の四角形を表示して、アクションの進行状況を示すことができます。 処理が完了すると、バーは塗りつぶされます。 進行状況バーは、たとえば、大きなファイルを読み込むときなど、処理の完了にどれくらい待つ必要があるかユーザーに示すためによく使用されます。

注意

ProgressBar コントロールは、フォーム上で水平方向にのみ配置できます。

主要なプロパティとメソッド

ProgressBar コントロールの主要なプロパティは、ValueMinimum および Maximum です。 MinimumMaximum プロパティでは、進行状況バーに表示する最大値と最小値を設定できます。 Value プロパティは、操作の完了に向けた進行状況を表します。 コントロールに表示されるバーはブロックで構成されているため、ProgressBar コントロールで表示される値は、Value プロパティの現在の値の単なる概算です。 Value プロパティは、ProgressBar コントロールのサイズに基づき、次のブロックをいつ表示するかを決定します。

現在の進行状況の値を更新する最も一般的な方法は、Value プロパティを設定するコードを記述することです。 大きなファイルを読み込む例では、キロバイト単位でファイルの最大サイズを設定します。 たとえば、Maximum プロパティを 100 に設定し、Minimum プロパティを 10 に設定し、Value プロパティを 50 に設定した場合、四角形が 5 つ表示されます。 これは、表示できる数の半分です。

ただし、ProgressBar コントロールで表示される値を変更する方法は、直接 Value プロパティを設定する以外にもあります。 Step プロパティを使用し、Value プロパティを増分する値を指定します。 それから、PerformStep メソッドを呼び出すと、値が増分されます。 増分値を変更するには、Increment メソッドを使用し、Value プロパティを増分する値を指定します。

現在のアクションをユーザーに視覚的に知らせる別のコントロールに、StatusBar コントロールがあります。

重要

StatusStripToolStripStatusLabel コントロールは、StatusBarStatusBarPanel コントロールを置き換え、機能を追加するものです。ただし、下位互換性を維持し、必要に応じて今後使用できるように、StatusBarStatusBarPanel コントロールを保持する選択をすることも可能です。

関連項目