方法: XML スキーマ定義ツールを使用してクラスと XML スキーマ ドキュメントを生成する
XML スキーマ定義ツール (Xsd.exe) を使用して、クラスを説明する XML スキーマを生成したり、XML スキーマで定義されるクラスを生成したりできます。 次の手順では、これらの操作の実行方法を示します。
通常、XML スキーマ定義ツール (Xsd.exe) は、次のパスにあります。
C:\Program Files (x86)\Microsoft SDKs\Windows\<バージョン>\bin\NETFX <バージョン> Tools\
特定のスキーマに準拠するクラスを生成するには
コマンド プロンプトを開きます。
XML スキーマ定義ツールに XML スキーマを引数として渡します。XML スキーマ定義ツールは、次のように XML スキーマに正確に一致するクラスのセットを作成します。
xsd mySchema.xsd /classes
(このコマンドの
/classes
オプションは、mySchema
スキーマのクラスを生成するために使用されます)。このツールは、2001 年 3 月 16 日の World Wide Web Consortium XML 仕様を参照するスキーマのみを処理できます。 つまり、XML スキーマ名前空間は、次の例に示すように"http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
になる必要があります。<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <xs:schema attributeFormDefault="qualified" elementFormDefault="qualified" targetNamespace="" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" />
必要に応じて、クラスのメソッド、プロパティ、またはフィールドを変更します。 属性によるクラスの変更の詳細については、「属性を使用した XML シリアル化の制御」と「エンコード済み SOAP シリアル化を制御する属性」を参照してください。
クラスのインスタンスがシリアル化されるときに生成される XML ストリームのスキーマを調べることは、さまざまな場合に役立ちます。 たとえば、他のユーザーが使用できるようにスキーマを公開したり、準拠しようとしているスキーマと自分のスキーマを比較したりできます。
クラスのセットから XML スキーマ ドキュメントを生成するには
クラスを DLL にコンパイルします。
コマンド プロンプトを開きます。
次の例に示すように、DLL を引数として Xsd.exe に渡します。
xsd MyFile.dll
スキーマが、"schema0.xsd" という名前から順に書き込まれます。
関連項目
.NET