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結合操作 (Visual Basic)

2 つのデータ ソースの "結合" とは、あるデータ ソースのオブジェクトを、共通の属性を共有する別のデータ ソースのオブジェクトと関連付けることです。

相互に直接の関連がない 2 つのデータ ソースを対象とするクエリにおいて、結合は重要な操作になります。 オブジェクト指向プログラミングでは、これは一方向の関係における逆の方向など、モデル化されていないオブジェクト間の相関関係を意味する場合があります。 一方向の関係の例として、City 型のプロパティを持つ Customer クラスがあるとします。ただし、City クラスには、Customer オブジェクトのコレクションを表すプロパティはありません。 City オブジェクトのリストから各都市のすべての顧客を取得する場合は、結合演算を使用して顧客を検索できます。

LINQ framework で用意された結合メソッドは JoinGroupJoin です。 この 2 つのメソッドは、等結合 (キーが等しいかどうかに基づいて 2 つのデータ ソースを対応させる結合) を実行します。 (比較に関して、Transact-SQL では、"小なり" 演算子などの "等値" 以外の結合演算子もサポートされます)。リレーショナル データベース用語で説明すると、Join は内部結合 (両方のデータ セットで一致するオブジェクトだけが返される結合) を実装します。 リレーショナル データベース用語で GroupJoin メソッドに直接相当するものはありませんが、このメソッドは内部結合と左外部結合のスーパーセットを実装します。 左外部結合とは、最初 (左側) のデータ ソースの各要素を返す結合です。これらの要素は、もう一方のデータ ソースの要素と相関関係がなくても返されます。

次の図は、2 つのセットと、内部結合または左外部結合としてこれらのセットに含まれている要素の概念図を示しています。

Two overlapping circles showing inner/outer.

メソッド

メソッド名 説明 Visual Basic のクエリ式の構文 説明
Join キー セレクター関数に基づいて 2 つのシーケンスを結合し、値のペアを抽出します。 From x In …, y In … Where x.a = y.a

\- または -

Join … [As …]In … On …
Enumerable.Join

Queryable.Join
GroupJoin キー セレクター関数に基づいて 2 つのシーケンスを結合し、各要素について結果として得られる一致をグループ化します。 Group Join … In … On … Enumerable.GroupJoin

Queryable.GroupJoin

関連項目