販売時点管理 (POS) サンプルを実行

拡張機能を示す Retail SDK にはいくつかのサンプルがあります。 この記事では、これらのサンプルの実行方法について説明します。

POS で SampleExtensions を実行

1. Retail SDK\POS フォルダーから ModernPos.Sln あるいは CloudPos.sln を開きます。

2. ソリューションで POS 拡張機能 プロジェクトを選択し、ファイルをすべて表示 をクリックします。

3. SampleExtensions フォルダーを右クリックし、プロジェクトに追加 を選択します。

4. SampleExtensions2 フォルダーを右クリックし、プロジェクトに追加 を選択します。

5. extensions.json ファイルを開いて、SampleExtensions および SampleExtensions2 の拡張フォルダーを追加します。 これは、実行時に POS にこの拡張が含まれることを意味します。 baseUrl 値は、相対パスおよび拡張子フォルダーの名前に完全に一致する必要があります。

   {
       "extensionPackages": [
           {
               "baseUrl": "SampleExtensions"
           },
           {
               "baseUrl": "SampleExtensions2"
           }
       ] 
   }
   

   メモ

   extension.json ファイルには、2 つ以上の拡張機能フォルダーを含める必要があります。 拡張子フォルダーを 1 つだけ追加する場合は、POS は拡張子を読み込みません。

6. tsconfig.json ファイルを開いて、拡張パッケージ フォルダーを除外リストからコメント アウトします。 POS は、拡張機能をコンパイルするかどうかを決定するために、このファイルを使用します。 既定では、リストにサンプル拡張リストが含まれています。 POS に拡張子をコンパイルする場合は、拡張子フォルダー名を追加し、以下のように拡張子から拡張子をコメント アウトする必要があります。

   {
       "extends": "../tsconfigs/tsmodulesconfig",
       "exclude": [
           "AuditEventExtensionSample"
           , "B2BSample"
           ,"CustomerSearchWithAttributesSample"
           ,"FiscalRegisterSample"
           ,"PaymentSample"
           ,"PromotionsSample"
           ,"SalesTransactionSignatureSample"
           // ,"SampleExtensions"
           // ,"SampleExtensions2"
           ,"StoreHoursSample"
           ,"SuspendTransactionReceiptSample"
       ],
       "compilerOptions": {
           // There is an unexpected behavior for TypeScript 2.2.2 in map and source roots generated in compiled JS and map files. 
           // The following may change in future TypeScript versions.
           // In case there is only one top level extensions folder with .ts files included, the following two root 
           // directories need to be changed to include the extensions folder.
           // For example, change both roots to "./SampleExtensions" if "SampleExtensions" folder is the only top level 
           // folder that has .ts files included in the project.
           // That is, either "SampleExtensions" folder is the only top level folder, or all other top level folders 
           // have .js files only, no .ts files.
           "mapRoot": "./", /* Cannot be specified in base file. Adds full path to ".map" in the js file to enable debug in VS. */
           "sourceRoot": "./" /* Cannot be specified in base file. Adds full path to ".ts" in the map file to enable debug in VS. */
       }
   }
   

   他の拡張子を有効にする場合は、除外リストからそれらをコメント アウトします。 たとえば、B2BSample を含める場合、コードは次のようになります。

   "exclude": [
       "AuditEventExtensionSample"
       // ,"B2BSample"
       ,"CustomerSearchWithAttributesSample"
       ,"FiscalRegisterSample"
       ,"PaymentSample"
       ,"PromotionsSample"
       ,"SalesTransactionSignatureSample"
       // ,"SampleExtensions"
       // ,"SampleExtensions2"
       ,"StoreHoursSample"
       ,"SuspendTransactionReceiptSample"
   ],
   

   メモ

   その他の拡張機能パッケージ フォルダーは、Visual Studio プロジェクトに含まれていない場合でも、追加する予定でない場合は除外リストに含める必要があります。

7. 検証に Store Commerce アプリを使用している場合、ソリューション プラットフォーム を x86、展開オプション を ローカル コンピューター または シミュレーター に設定します。

8. すべて保存 を選択してから F5 キーを選択し、拡張機能を検証します。

   メモ

   Web 向け Store Commerce の場合、Visual Studio でクリーン ソリューションを使用してからソリューションを再構築します。

9. 製品の検索画面に移動、または上部の検索バーを使用して製品を検索します。 グリッドおよび新しいアプリケーション バーのボタンのカスタム列が表示されます。