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不適合の前提条件について

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

このトピックでは、不適合を使用するための基本的な手順について説明します。品質指示を使用するには、追加手順が必要です。

不適合を設定および使用するには、次の手順に従います。

  1. 不適合に関連した在庫パラメータを定義します。

    • 在庫管理 >設定 >在庫および倉庫管理パラメーター をクリックします。 [品質管理] をクリックして、[品質管理を使用する] チェック ボックスをオンにします。 品質管理を使用します。国内通貨で時給レートを入力するには 時間レート のフィールドを使用します。時給レートは、不適合に関連する工程の原価計算に使用されます。時間あたりのレートと算出原価は、不適合の参照情報を提供するものであり、他の機能に作用することはありません。

    • 在庫管理 >設定 >在庫および倉庫管理パラメーター をクリックします。 [品質管理] をクリックし、印刷するドキュメント タイプを定義するためには [レポートの設定] ボタンをクリックします。不適合レポート、不適合タグおよび修正レポートを印刷できます。複数のレコードを定義して、1 つのレポートに複数のドキュメント タイプを印刷したり、社内ノートや社外ノートを印刷できます。通常は、"ドキュメント タイプ" フォームを使用して、不適合用と訂正用にそれぞれ固有のドキュメント タイプを定義します。たとえば、不適合固有のドキュメント タイプを使用して不適合に関するメモを入力したり、その固有のドキュメント タイプをレポート オプションで識別できます。

    • 在庫管理 >設定 >在庫および倉庫管理パラメーター をクリックします。 [番号順序] をクリックし、不適合および訂正用の番号順序を入力します。

  2. 不適合のユーザー承認を有効にします。

    不適合を承認する必要がある各ユーザーに従業員を割り当てるには [ユーザー関係] フォームを使用します。ステータスを変更した従業員に関する不適合記録を追跡して、ユーザーに従業員 ID が割り当てられていない限り、ユーザーは不適合を承認できません。

  3. 不適合に割り当てられる問題タイプを定義します。

    各種の不適合タイプで遭遇する品質上の問題の分類を定義するためには [問題タイプ] フォームを使用します。不適合タイプは [内部]、[顧客]、[仕入先]、[サービス要求] と [生産] タイプに設定できます。

    一つ以上の不適合タイプの問題の使用を承認するためには [不適合タイプ] フォームを使用します。たとえば、欠陥コードに関連した問題タイプは、すべての不適合タイプに適用できます。一方、顧客の苦情に関する問題タイプは、顧客およびサービス要求の不適合タイプにしか適用できません。

  4. 欠陥材料の処理方法に関連した指示を提供する検査ゾーンを定義します。

    不適合に割り当てることができるゾーンを定義するためには [検査ゾーン] フォームを使用します。印刷された不適合タグには、割り当てられている検査ゾーンと欠陥材料をどのように扱うべきかの指示として使用する情報が表示されます。ゾーンは在庫場所または運営リソースに対応する場合があります。

  5. 訂正に割り当てられる診断タイプを定義します。

    診断アクションの分類を定義するためには [診断タイプ] フォームを使用します。訂正は、承認された不適合に対して行う必要のある診断アクションのタイプ、担当者、要求された完了日、予定の完了日などを識別します。

  6. 不適合に割り当てられる、関連する工程を定義します。

    "関連する工程" フォームを使用して、承認済の不適合に対して実行される作業の分類を定義します。不適合に関連する工程を割り当てると、詳細情報を定義できます。詳細情報は、工程の実行に必要な関連する材料、労働時間、および雑費などに関するものです。この詳細情報を基にして、工程の見積原価を計算できます。詳細情報および見積原価は、参考目的で提供されます。品質に関連する工程は、生産工順に対して定義できる工程とは異なります。

参照

不適合について

不適合 (フォーム)

修正 (フォーム)