予算計画からの予算登録エントリの生成
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2
この手順では、予算計画およびシナリオからドラフト予算登録エントリを生成する方法について説明します。予算計画明細行の財務分析コード値には、少なくとも予算作成と予算管理に有効な区分と同じ区分を含める必要があります。
注意
予算計画のデータを含む財務諸表の作成、管理、展開および表示に Microsoft Dynamics ERP の管理レポーター を使用することをお勧めします。Management Reporter を使用すると、勘定科目と財務分析コードに基づく財務レポートを設計し、トランザクション レベルの詳細にドリルダウンし、Web ベースのレポート表示を使用できます。Management Reporterを使用して財務レポートを印刷する方法の詳細については、Microsoft Dynamics ERP の管理レポーターを参照してください。
Management Reporter 2012 のロールアップ 4 またはそれ以降をインストールした場合にのみ、Management Reporter を使用して予算計画データをレポートできます。
例
すべての予算計画明細行の予算クラスが [経費] です。次の財務分析コードが使用されます。
OU_2310 (部門)
OU_3566 (コスト センター)
600150 (主勘定)
主勘定は、予算作成に有効な唯一の財務分析コードです。
次の表に、予算計画明細行が集計されない場合と集計される場合に生成される、予算勘定項目と呼ばれる 2 つの予算計画明細行と予算計画登録エントリ明細行を示します。
日付 |
会計分析コード |
金額 |
---|---|---|
予算勘定項目の生成に使用される予算計画明細行 |
||
07/10/2013 |
600150-OU_2310-OU_3566 |
100 |
07/10/2013 |
600150-OU_2310 |
200 |
予算計画明細行が集計されない場合に生成される予算勘定項目 |
||
07/10/2013 |
600150 |
100 |
07/10/2013 |
600150 |
200 |
予算計画明細行が集計される場合に生成される予算勘定項目 |
||
07/10/2013 |
600150 |
300 |
予算計画からの予算登録エントリの生成
予算作成 >定期処理 >予算登録エントリの生成 をクリックします。
[ソース] クイック タブで、予算計画プロセス、責任センター、文書番号、および予算計画シナリオを入力または選択します。
ソース情報などの詳細条件を含めるには、[選択] をクリックして照会フォームを開きます。照会フォームを閉じた後に、照会フォームで選択した財務分析コードが "予算登録エントリの生成" フォームの [選択の基準] フィールド グループに表示されます。
[目標] クイック タブで、予算登録エントリの既定の日付、予算モデル、および予算コードを入力または選択します。
予算作成に有効な分析コードごとに予算計画明細行を集計するには、[明細行の集計] チェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオンにすると、有効日、勘定科目、および予算クラスが同じ明細行が集計および合計されます。
必要な場合は、増倍係数と丸め形式を変更します。
バッチ処理を使用して予算登録エントリを作成するには、[バッチ] クイック タブのフィールドに入力します。
このフォームのバッチ オプションおよびバッチ処理ジョブの送信方法については、「バッチ タスク (フォーム)」および「バッチ処理ジョブをフォームから送信」を参照してください。
明細行プロパティの詳細については、「生成」を参照してください。
注意
[Public Sector] コンフィギュレーション キーが選択されている場合は、予備予算と配賦用に予算登録エントリを生成できます。予備予算金額に対して、予算計画を承認する必要はありません。配賦については、割り当てられた金額の前に元の予算金額を生成する必要があります。