バーコード マスクの設定

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack

バーコード マスクを使用してバーコードの作成およびチェックを行い、バーコード エラーを減らします。標準バーコードと、社内バーコードとも呼ばれるカスタム バーコードの両方に対して、マスクを設定できます。バーコード マスクは省略可能な接頭語と、1 つまたは複数の区分から成ります。

社内バーコードのマスク

カスタムのバーコード マスクを設定する際には、店舗で使用されるスキャナーの要件を把握しておく必要があります。特定の形式とチェック ディジットを持つバーコードのみが有効なスキャナーもあります。

バリアントを持つ品目に対してバーコード マスクを作成する場合は、Microsoft Dynamics Ax でサイズ、色、およびスタイルの各組み合わせを表すバーコードを生成できます。

標準バーコードのマスク

バーコードには固定された構造があるのが一般的です。たとえば、EAN 標準バーコードの最後の桁は、モジュラス チェック ディジットです。バーコードを入力すると、Microsoft Dynamics Ax は入力の有効性を確認します。また、これらの手順が必要な場合、Microsoft Dynamics Ax はチェック ディジットを計算して入力を EAN 標準バーコードに変換します。

Hh597190.collapse_all(ja-jp,AX.60).gifサポートされている標準

バーコード マスクの設定では、次のバーコード標準がサポートされています。

  • バーコードなし

  • EAN128/UCC128

  • コード 39

  • インターリーブ 2/5

  • コード 128

  • UPC A

  • UPC E

  • EAN13

  • EAN8

  • PDF417

  • マキシコード

バーコード マスクの設定

  1. 小売 >設定 >バーコードとラベル >バーコード マスクの設定 をクリックします。

  2. Ctrl + N キーを押して、新しいバーコード マスクを作成します。

  3. [マスク ID] フィールドに ID 番号を、[説明] フィールドに説明を入力します。

  4. [タイプ] フィールドで、バーコード マスクのタイプを選択します。

  5. [一般] クイック タブの [バーコード標準] フィールドで、マスクのバーコード標準を選択します。

  6. [接頭語] フィールドにオプションの接頭語を入力します。製造業者を識別する場合などに、接頭語が頻繁に使用されます。

  7. [バーコード マスク区分] クイック タブで [追加] をクリックし、新しい区分を作成し、区分に関する情報を指定します。

    [長さ] フィールドには、区分と接頭語の文字の合計であるバーコード マスク文字の総数が表示されます。

  8. 作成する必要のある区分を追加するたびに手順 7 を繰り返します。

    たとえば、製品のサイズ、色、およびスタイルを識別するバーコード マスクに次の区分があります。

    区分番号

    タイプ

    長さ

    1

    製品

    4

    2

    サイズ ディジット

    2

    3

    カラー ディジット

    2

    4

    スタイル ディジット

    2

参照

バーコードの設定について