Exchange Online for Outlook on the web と新しい Outlook for Windows でメールボックス ポリシープロパティを表示または構成する

Outlook on the web と新しい Outlook for Windows のメールボックス ポリシーを作成した後、Outlook on the web (旧称 Outlook Web App) のユーザーが使用できる機能と新しい Outlook for Windows を制御するためのさまざまなオプションを構成できます。 たとえば、受信トレイのルールの有効、無効を設定したり、添付ファイルで使用可能なファイルの種類のリストを作成できます。

Outlook on the web および新しい Outlook for Windows のメールボックス ポリシーの詳細については、「 Outlook on the Web メールボックス ポリシー」を参照してください。

はじめに把握しておくべき情報

• 各手順の推定完了時間:3 分。

• この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可が割り当てられている必要があります。 必要なアクセス許可を確認するには、 Exchange Online の機能のアクセス許可 に関する記事の「Outlook on the Web メールボックス ポリシー」エントリを参照してください。

• Exchange 管理センター (EAC) を開くには、「Exchange Online での Exchange 管理センター」を参照してください。 Exchange Online PowerShell へ接続するには、「Exchange Online PowerShell に接続する」を参照してください。

• この記事の手順に適用されるキーボード ショートカットの詳細については、「 Exchange 管理センターのキーボード ショートカット」を参照してください。

ヒント

問題がある場合は、 Exchange のフォーラムで質問してください。 次のフォーラムにアクセスしてください: 「Exchange Online」または「Exchange Online Protection」。

EAC を使用して、Outlook on the web および新しい Outlook for Windows のメールボックス ポリシーを表示または構成する

1. EAC で、[アクセス許可>Outlook Web アプリ ポリシー] に移動し、表示または構成するポリシーを選択します。

2. [詳細] ウィンドウには、ポリシーで有効な機能が表示されます。 詳細を表示するには、[ 編集]をクリックします。 開いた [プロパティ] ウィンドウで、次の設定を表示および構成できます。

   • [全般] タブで、ポリシー名を表示および編集できます。

   • [機能] タブで、チェック ボックスを使用して機能を有効または無効にします。 既定では、最も一般的な機能が表示されます。 有効または無効にできるすべての機能を表示するには、[その他のオプション] をクリックします。

     注:

     Exchange Online PowerShell の Set-CASMailbox コマンドレットを使用して、個々のユーザーの設定を構成できます。

   • [ ファイル アクセス ] タブで、[ 直接ファイル アクセス ] チェック ボックスを使用して、ユーザーのファイル アクセスと表示オプションを構成します。 ファイル アクセスによって、ユーザーは電子メール メッセージに添付されているファイルの内容を開いたり、表示したりすることができます。

   ファイル アクセスは、ユーザーが公共または個人のコンピューターにサインインしているかどうかに基づいて制御できます。 ユーザーがプライベート コンピューター アクセスを選択するか、パブリック コンピューター アクセスを選択するかのオプションは、フォーム ベース認証を使用している場合のみ使用できます。 他のすべての形態の認証は、規定でプライベートのコンピューター アクセスになります。

   • [オフライン アクセス] タブで、オプション ボタンを使用してオフライン アクセスの可用性を構成します。

3. 完了したら、[ 保存 ] をクリックしてポリシーを更新します。

Exchange Online PowerShell を使用して、Outlook on the web と新しい Outlook for Windows のメールボックス ポリシーを変更する

Outlook on the web と新しい Outlook for Windows のメールボックス ポリシーを変更するには、次の構文を使用します。

Set-OwaMailboxPolicy -Identity "<Policy Name>" [Settings]

この例では、既定のメールボックス ポリシーで予定表へのアクセスを有効にしています。

Set-OwaMailboxPolicy -Identity Default -CalendarEnabled $true

構文とパラメーターの詳細については、「 Set-OwaMailboxPolicy」を参照してください。

Exchange Online PowerShell を使用して、Outlook on the web と新しい Outlook for Window のメールボックス ポリシーを表示する

Outlook on the web および新しい Outlook for Windows のメールボックス ポリシーを表示するには、次の構文を使用します。

Get-OwaMailboxPolicy [-Identity "<Policy Name>"]

この例では、組織内のすべてのポリシーの概要リストを返します

Get-OwaMailboxPolicy | Format-Table Name

この例では、Executives という名前のポリシーの詳細情報を取得します。

Get-OwaMailboxPolicy -Identity Executives

構文とパラメーターの詳細については、「 Get-OwaMailboxPolicy」を参照してください。

正常な動作を確認する方法

Outlook on the Web メールボックス ポリシーが正常に変更されたことを確認するには、次のいずれかの手順を実行します。

• EAC で、[アクセス許可>Outlook Web アプリ ポリシー] をクリックし、ポリシーを選択し、[編集] をクリックして、ポリシーのプロパティを確認します。

• Exchange Online PowerShell で、 <Policy Name> をポリシーの名前に置き換え、次のコマンドを実行して設定を確認します。

  Get-OwaMailboxPolicy -Identity "<Policy Name>"